hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

出来ない言い訳と正当化!

2013-03-11 10:51:22 | 日記
 人間の陥り易い弱点ですが、知らず知らずに陥っている場合と承知の上で正当化してしまう場合があります。 難しい、出来ないという言い訳は、幼いころから身に付くものです。 そう言って、言い逃れをすれば努力を省けるという浅はかな考えです。

 この手立てに慣れれば慣れるほど、人間は自己弁護や自己擁護が巧みになります。 その内に慣れっこになって、努力を怠り、努力する事を忘れたかのように怠慢になります。より一層、横着になり横暴を繰り返すようになります。

 現代社会は、この傾向が如実です。 政治の世界など最たるもので、方便、詭弁が横行しています。 受け止める社会の側も同じアナの狢ですから、納得したかのように受け入れます。これは錯誤なのです。

 人間の真摯な態度や謙虚な努力を阻害する邪悪な心理作用ですが、ある意味麻薬のようなもので、それが普通で当たり前という感覚になってしまうのです。

 本当に、これで良いのかという自戒の念など持ち合わせなくなるのです。 自らを戒めるくらいの厳しさは、人間社会には必要です。 人間の持つ本質的な惰性というものをしっかりと認識して社会を営むことが重要ですね!! 

 

安倍政策の恩恵は誰に!

2013-03-11 01:24:29 | 日記
 株高、円安の効果で恩恵を授かるのは誰でしょうか? 現在の貿易収支がマイナスという事は貿易で言えば、円安で儲かる企業の方が損する企業より少ないはずである。

 絶えず輸出産業が注目されているから、企業は何となく円安で潤うものだという印象が強い。 輸入物価が上昇すれば、その関係のエネルギーや食品は値上げされることになる。 海外に出向いている企業も海外での活動の経費は増加するので、活動やM&Aなどの資金も動きが鈍くなるはずである。

 良さそうな傾向は、景気が良くなったという雰囲気から国内で、財布の紐が緩んで消費が増えそうだということ。 そして、その結果、一部の企業が賃上げの素振りを見せるということ。

 ところが、団塊の世代が大幅に離職する関係で、給与総額が減っているから給与が増える層は限られます。 その上に、積極的に賃上げに踏み切る企業も限られるから、所得の総額としてのパイが大きくなる訳ではない。

 もう一つ、株高から恩恵を受けるのは資産として株を所有している資産家か、投資として株を所有できるだけの余裕がある人です。 これも限られます。

 この状況が長く続く事が重要です! 下々に恩恵が及ぶ前にメッキが剥げれば、財布の紐は直ぐに固くなります。 二年から三年続く必要があるのですが、その間にどれだけの資金供給が続くのか? 財政の赤字負担が増えない為には、金利の上昇は避けねばなりません。
 
 インフレが進みながら、ゼロ金利を続けるという矛盾に無理は無いのか? 何か怖い気ののする、この頃です! これは日本に限らず、アメリカもEUも同じ状態です。

 ゼロ金利がいつまで続くのか? 国や金融機関の都合だけで決められて良いのだろうか? ここにカラクリがあるような気がします!!