hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

民主主義を知らない日本!

2013-03-26 07:33:20 | 日記
 日本人は、民主主義を知ってるつもりでいますが、実は日本人の知っている民主主義が似非であることに気付いていないのです。 日本人が民主主義だと思いこんでいる考え方は、都合良く捩じ曲げられており自由、平等の本質についても勘違いしています。

 人間の権利が、全ての人に均等に割り振られていると考えていますが、この考えは逆に不平等を生み出します。 社会においては努力や功績によって評価される価値が考慮されなければ、本当の意味での平等とは言えません。

 基本的に均等に自由、平等と言える部分は個人の範囲に有るものであって、社会においては立場や地位によって差があるのが当然なのです。

 一票の格差といいますが、単純に被選挙人一人を何人で選ぶかの差が人間の権利の差と考えるのは稚拙過ぎるのです。 数学を精々、九九で考えること位しか考える力が無い人たちです。 数学には、方程式や図形、微分、積分まであるのです。

 もっと立体的に、時には4次元的に考える必要があります。 この一票の格差を無くしたとして、政治が何処まで変わるのでしょうか? 問題は、政治の質なんです!

 選挙に立候補する人の質でもあります。 選ぶほうの質でもあります。 選ぶに相応しくない人ばかりの候補者しか居ないと判断した時の意思表示が出来ない選挙では、逆に平等ではないのです。

 一票の格差より、選挙に値しない選挙に対する反対票が評価されない選挙の方が問題にされるべきです。 皆、同じ人数当たりで選挙しなければ、人権が守られていないとしか考えられない人こそ、思考力の欠如した状態です。

 寧ろ、選挙に値しない候補者ばかりでも選挙に行くことを優先させる選挙こそ問題ではないでしょうか? 投票用紙に欄を設けて、投票するべき候補者が居ないという投票も出来るようにすべきと私は思います!!

パンドラの箱、選挙無効の判決!

2013-03-26 00:47:34 | 日記
 本来は、もっと早い時期に来るべき現象ですが、日本という特殊な事情の国ですから少し遅くなっただけです。 普通の民主主義国家なら、この判決が一旦下ると流れは司法と国会の戦いの方向に雪崩込んで行きます。

 ところが、日本の事です。 問題は、今後の裁判でどれだけの判決が、無効という判断を下すかです。 私の予想では、村社会日本のことですから、最終的には玉虫色の決着に落ち着くのではないかと思います。

 この判決も一見思い切った判断のように見えますが、一年後まで見据えて猶予を与え、当選した議員に気配りした部分があります。 司法の権威を守り、一方では国会の立場にも配慮するという曖昧な面があるのが気懸かりです。

 三権分立の観念が、しっかりと確立されず、いつも玉虫色に纏めるという習慣から、このような流れになるのでしょう! 即ち、司法が国会に正面から戦いを挑んだという姿勢ではないように思うのです。

 今後、法曹界がどんな判断をし、三権分立を確実なものに出来るかどうかが試されるのですが、国会も行政も皆、自分の立場や身分に縋りつきたい連中ばかりですから、正面から戦うことはしないでしょう!

 日本の社会は、国会中心で動いて来ましたから、本当の民主主義に立ち返れば、国会の権限は減退します。 過去の流れを変える事を嫌う風潮を止めるのは、極めて難しいと推測されます。

 長い歴史の中で培われた国民性ですから、そこから脱皮するのは清水の舞台どころではないのです。 世界に飛び立つには必要な脱皮ですが、果たして出来るでしょうか?