日本相撲協会は早くから、事件内容を知っていた! 白鵬と日馬富士が中心になって、付き合いが悪く生意気な貴ノ岩に制裁を加える機会を狙っていて、今回の事件が起きたことを知っていたが、例の如く全てを丸く治める方向で行くことを決めていた。
ところが、相手が貴ノ花親方で教会の思う様には行かなくなった。 審議会や関係者が、どの段階で事件を把握したかは、まちまちでしょうが元々、体制を守ることしか考えていない連中だから、内部で解決出来ると高を括っていた。 池坊なんて正に、その先端で穏便に済ませることしか頭に無い。
だから大相撲関係者は貴ノ花を、内部の人間だから自分達の言うことを聞くのが当たり前で通そうとしているのです。 日本の社会の当たり前で済まそうと必死な訳です。 長い物には巻かれろ! 臭い物には蓋をしろ! 組織に居る者は組織に従うのが当たり前という通念です。
国という集団の中での体制が歪められていても、組織を優先しろ! 体制側が絶対であり、強い者が絶対なのだという通念を創り上げているのです。
テレビなどでの関係者のコメントを聞いていると、この体質が如実です。 組織に居れば、組織の上部に先ず伺いを立てて物を言え!と言う訳です。
白い物でも白と言わさない体制を構築しておいて、内部の事情を優先して物を言えという訳です。 今回の事件で言えば極端に表現すれば、リンチを加える目的で酒の場を作って貴ノ岩に制裁をした。 モンゴルという特殊な事情があるとしても、これは子供の虐めとは違うのです。 相撲界だから許される? モンゴルだから許される。 全て内部の問題として解決出来ると甘く考えていたのでしょう!
多数を占めて、何でも思い通りに出来ると高を括る安倍政権と同じです。 仲間内で、裏切者が出ないと過信して、強引に物事を進める姿と似ています。
政治の世界は、議会の仕組みや選挙体制から、容易に改革は出来ませんが、果たして相撲の世界は、この事件で、どう変わるのか? 世界さえ注目している事件になりました。 いつまでも村社会の閉鎖的な組織で良いとは思わない人も多いでしょう! 相撲取りが、いつまでも組織の言いなりになる犬、猫と同じで良いはずはありません。
日本の国民は、この図式と同じ環境に置かれているのです。 人間として立派に自立出来る日本にする為には、絶好の学習の場です。