hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

またまたアメリカ発の同時株安です が?

2018-10-12 01:19:13 | 日記

世界中の国々が低金利を推進する為に、多額の国債を発行し続けました。

その過剰な資金は誰が手にしたのか?大半が資金を必要とする市民には回らず、金融機関や投資、投機の資金として株式や債券市場に流入しました。

当然のように、世界中が株高で湧いていました。政治家も官僚も、この経済の麻薬に填まりました。

本来の金融機関、一般から資金を預り、その預金を資金を必要とする経営者に融資したり、運用して預金者に利息を支払うのが仕事でした。

ところが、融資を受ける側が大きな利益を得て、内部留保が巨大化すると企業側は、融資を必要としなくなります。

預金金利と融資金利の利鞘で成り立つはずの金融機関が、機能を失うことになってしまいました。

その結果、多額の預金を抱えた金融機関は、預金者への利息の支払いが負担になります。そこで、奴等は政治とグルになって、金利を下げる政策を推進します。

現在のゼロ金利は建前は、景気対策としていますが、多額の預金を抱えた金融機関と多額の赤字を抱えた国の側に都合の良い政策でしかありません。

特に日本の場合は、この政策がマヤカシであるとは誰も言いません。最初は世界でも一部の国が、この低金利政策を推進したのですが、多くの国が日本の真似を始めたのです。

今では、この麻薬国家が世界中に蔓延しています。特に日本のような大半の国債を国内で保有するような国では、いくら大きな赤字国債であろと国民が不安無く、国債を保有してくれる内は、経済不安とはなりません。

では、世界中が市場に放出した余剰な資金の総額は、どれくらいのものでしょうか?多分、一部の体制側の人間は承知しているはずですが、この情報を正確に示すことはないでしょう!

資本主義の国は、数字を把握した上で承知して資金提供し、共産国家は承知の上で紙幣を印刷して資金を提供します。

世界の中で最も多額の資金提供者は、中国やEU加盟国、そして国際的な金融機関、IMFなどです。

本来なら国は信用度に応じて、国債を発行し債務超過にならない程度に抑えているのが普通でした。

ところが、EU加盟の国のように連合して債務を保証し合うようになると、国の能力を超えても債券を発行出来てしまうのです。

俗に言う自転車操業の状態を繰り返すことになります。現在、EUの中だけでなく世界に危うい国が沢山在るという状態です。

自転車操業の状態になると、破綻するまで止まれません。坂道を転げ落ちんばかりにノーブレーキの状態で突き進んでいます。

その過剰な資金が株式や投機市場に流れていますが、トランプ大統領は、そんな中で急ブレーキを掛けようとしているのです。

一方、国や金融機関は正常な対策も取らず自分達だけは美味しい思いをしたいと目論むばかりです。

世界中に、足りない面々が溢れているから、どうにも成らない現状ですね! 遂に行く処まで行ってしまうのでしょうか?