存在するもので何の意味も、意義も無く産まれた物は無いでしょう!
組織というものは一旦、産まれたら次から次へと副産物が産み出される。この地球上に、国という単位の組織があり、そこに国連という組織が産まれた。
全てが必要とされて産み出された仕組みである。だが、その存在価値は必ずしも長く認められるものとは限らない。
世界には沢山の似たような組織が存在している。意味や意義が共通したものや重複したものも多い。
そこには、数多くのポストが生まれ、その座に座る人間を必要とする。この座に座る者にとってはメリットである。
こういった仕組みが世界にとって本当に存在価値があるのか?と言えば必ずしも有るとは言えないものも多い。
逆に言えば、その座に座る者にとっての価値しか無い場合も多い。国の単位から見れば、無用の長物であることも多いのだ。
果たして国連は?EUは?欧州連合は?ASEANは?TPPは?どれだけの存在価値があるのか?それとも無用の長物に過ぎないのか?
EUという共同体が、それぞれの国々から資金を調達する為の単なる道具に過ぎないのではないだろうか?
一時的に意味や意義を持っても早々に、意味や意義を失う組織もあります。しかし、その座に座る者にとっては意味を失ったイスでも価値は有るものです。
そうした無用の長物が世界にはゾンビの如く、産まれ続けています。国という単位は人間を支配し統治する為に必要に違いありません。
しかし世界には、必要を超えた無用の長物と化した仕組みや組織が増え過ぎているのではないでしょうか?
そういった仕組みや組織で飯を喰らう者達にとっては大きな意義と価値が在るものかも知れませんが、国や国民にとっては、何処までも無用の長物でしかないのです。
現在の世界が、この無用の長物の為に大きく膨らんでいます。一見すると経済が拡大したかに見える幻想に過ぎないのです。
本来は整理されるべき無用の長物が、その座に座る者にとっての価値でゾンビの如く生き残っている訳です。
この異常な複雑怪奇さが、いつか解消される時が来るでしょう! 即ち、化け物が正体を現す時です。
その時、世界にどれだけの衝撃が在るのか?イギリスの脱退による衝撃は、その縮図なのです。
いつかEUが、一つの国のように統合されることが有り得るなんて思えますか?
儚く消えたオスマン帝国のように、いつかは消えるに違いないとしか思えません。
大英帝国のように、古代ローマ帝国のように、いつかはEUも消える運命なのではないでしょうか?