世界では余り取り上げられなかった、この機軸通貨の話題ですが珍しく、BSで取り上げられていました。
BLICSという中国を中心とした経済圏作りから始まり、新しく中国元を機軸通貨とするBRICSの計画にアメリカが異常に反応しています。
中国が考えている世界通貨に近い機軸通貨ですが、この構想に怯えるのはアメリカだけではありません。
この構想に対抗して、フェイスブックがリブレという仮想通貨ではない共通通貨を発行すると発表して話題に成っていますが、これに対しても世界の金融機関は敏感に反応しています。
世界の国々が自国の通貨ではなくユーロのような共通通貨を使い始めると、為替の取引が必要が無くなる訳です。
世界から為替市場が不要と成る日が来るのは金融機関にとって死活問題です。為替市場だけではなく、先物取引も不要に成ります。
世界の国々で、為替の格差で苦悩して来た国にとっては、経済や貿易について大きな影響を受けます。
金融や投資の世界の半分くらいは、この為替市場で潤って来ました。
為替取引が不要に成れば、金融市場は大きな影響を受けます。だから、この動きにはアメリカも世界の金融機関も敏感に反応するのです。
しかし、この流れは変わることはないでしょう!金融機関ばかりが潤う経済が長く栄えることは考えられません!共に潤い、共に栄えるような経済でなければ、長く栄えることはないでしょう!