ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

信じるか・否か

2015年12月24日 | 日記
 今月19日・現役時代の”同じ釜の飯を喰った仲間”の集まり(日記「食事も手付かずに!(2015.12.21)他)があった。
 集まる会場への途中に、F氏が御住まいである。
 このF氏も、やはり”同じ釜の・・・”のお仲間でもあって、私が二度目にして家族と供に転勤した一年後に再会している。
 この年の春、一人の女性が入社してきた。
 明るくて・仕事もでき、加えて・可愛い人で、忽ちにして職場の人気者になっていた。
 そして、私が三年目にして、転勤をする数ヶ月前(だったと記憶している)にF氏は、この女性と結婚式を挙げている。
 その後、F氏とは転勤を重ねるなかで、何度か同じ職場を経験している。
 この二十年程は、年賀状でのご挨拶だけが、常態化していた。
 数年前、奥様を亡くされ、年賀の挨拶が出来ない旨の連絡(喪中)を頂いていた。
 御夫婦ともに、一時期であったとしても、仕事仲間であった。
 「弔問をさせて頂かなければ・・!」と思いつつ、年月が経過していた。
 そして、この機会(19日の行事への参加)に訪問しようと、強く思った。
 全くの地理不案内である。
 ネットで住所を入力し、検索すると”○○小学校”の近隣と言う事が分かった。
 付け加えておきたいことがある。
 それは、自動車のナビが旧式(DVD式)で、メインスイッチを切ると、メモリーも消去されてしまう。
 従って、近くまで行って、ナビでの住所検索をする必要があった。
 エンジンを停止させる事もないと判断した場所(高速を降りたIC)で、ナビに住所を入力をした。
 「そんな場所知りません!」と云わんばかりに、入力した地番でない処を表示するのである。
 再度・入力を試みた。
 結果は同じであった。
 然らばと、○○小学校を検索するも、該当する表示がされない。
 残された手段は、誰かに聞くしかない。
 ICから市街地に向け走行していると、スーパーの看板が眼にとまった。
 サービス・カウンターで、住所を書いたメモを見せた。
 住宅地図を見せて頂いた。
 そして、○○小学校は、○○△△小学校(○○は行政区名・△△は地域名)であった。
 目標とする小学校を入力した。
 1Km程の距離である。
 やがて、ナビは「目的地付近に到着しました。案内を終了します」と、一方的に通告する。
 住宅密集地の様で、道路幅も車幅程度しかない。
 到着出来るか?と一層・不安な気持ちになった。
 路地を二つ程、やり過ごしたが、探すしかない!と意を決し、左折し左右の表札を見ながら慎重に走行する。
 左側の家屋に、F氏の名前が異なる表札を見つけた。
 「有ったがなぁ!!」
 氏(名)は、同じでも名前が違う。
 違っておれば聞くしかない。
 インターホンのボタンを押した。
 F氏であった。
 F氏のお顔をみて「良かった!来れた!」と正直・思った。
 懐かしく言葉を交わし、お供えをして頂くようお願いし、念願が叶った想いで、後にした。
 ”偶然に””たまたま・そうなった”など色々な表現があると思う。
 しかし、天の御差配か、誰かのお導きであったのでしょう。 
 未知なる場所に、事も無げに導いて頂いた、信じ難い体験であった。
 
コメント