<2010.10.22>
約40余年過ごしてきた会社生活を通じて、自分の人生にとってためになったことなどを振り返って何回かに分けて書いて見よう。
山村で生まれ、18歳で地方の工業高校を卒業して、異郷の地長崎の電機工場に勤めて以来約50余年、人生のほとんどをこの地で過ごし来たことになる。
又その大半は会社生活であった。
こうした中で、自分の人生感なり生活感は、やはり永い会社生活の中での人との交わりや仕事そのものの体験の中で培われて来たと思うし、その結果が71歳の現在の自分を形づくっていると思うからである。
「仕事は人を創り、人は仕事を拓く」
たしか自分が40代の頃であったと思うが、工場の庭にこの言葉を刻み込んだ碑が建立されたが、勤めた会社の当時の社長さんの言葉であった。
当時はあまりこの言葉の意味を十分理解してなかったようであった。
しかしながら、50代頃からこの言葉が妙に浮かんできて、
『うーん なるほど そうだ、そうだよな』と、この言葉の言わんとするところが、体験する場面・場面を通じて、自分なりに少しずつ理解できるようになった気がする。
さらに年齢を重ねてきた昨今、人間形成と仕事の関係とりわけ会社生活との関係は、やはり深いつながりがあったのではと、つくずく感じているところである。
このような背景をベースに、これから何回かに分けて、「会社生活でためになったこと」について書いて見ようと思う。
<収穫のあと>
<珍しくすすきに出会う・・・・散歩道にて>