認知症不明1.5万人超=4年連続で最多更新―死者は471人・警察庁
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昨年1年間に認知症の行方不明者として全国の警察に届け出があった人は前年から3224人増え、1万5432人に上ったことが15日、警察庁のまとめで分かった。
2012年の統計開始以降、4年連続で最多を更新した。
警察庁によると、昨年のうちに所在が確認されたのは、それ以前に行方不明になっていた分を含め1万5314人。
第三者からの通報などを含め警察活動で発見されたのは9756人、自力で帰宅したり家族が発見したりしたのは4950人。
発見時に死亡していたのは471人だった。
届け出の受理当日に所在が確認されたのは7割以上の1万1095人。
見つかった人の98.4%に当たる1万5069人は1週間以内だった。
認知症以外の人を含む全体の行方不明者数は8万4850人で、過去10年間ほぼ横ばいで推移。年代別で最も多かったのは10代の1万7118人で、原因や動機が確認できた人の半数以上は親子の不和など「家庭関係」だった。