台風15号の影響で千葉県市原市の住宅などにゴルフ練習場の鉄柱が倒れた問題で、練習場のオーナーの代理人弁護士は24日、練習場の継続を断念し、敷地を売却して補償に充てると発表した。

 代理人弁護士によると、23日に行われた災害ADR(裁判外紛争解決手続き)の第1回和解あっせん手続きで、再び鉄柱が倒壊することへの不安の声が住民から上がった。これを受けてオーナー側は、練習場を更地とした上で売却し、資金を被災住民への損害補償に充てると決めたという。