昼前にポルトガル沖で大気圏再突入か 中国ロケット残骸落下予測
2021/05/09 06:17
地表への落下が懸念される中国の大型ロケットの残骸について、アメリカ軍は、日本時間の9日昼前にヨーロッパの沖合上空で大気圏に再突入すると、最新の予測を発表した。
時間と位置は、大きく変わる可能性があるとしている。
アメリカ軍の最新情報によると、このロケットの残骸は日本時間9日午前11時ごろ、ポルトガルの沖合上空で大気圏に再突入するという。
ただ、予測時刻は、前後1時間の誤差があり、正確な地点は、再突入の数時間前までわからないとしていて、これまでにインド洋と予測したほか、それ以前は、ニュージーランド沖と分析していた。
9日午前4時前に、静岡・富士市の上空で撮影されたロケットの残骸とみられる映像。
撮影した天文の専門家によると、点滅している様子から、残骸が激しく回転していることがわかるという。
専門家は、「残骸が日本上空で大気圏に再突入する可能性は、極めて低い」と話している。