「怒りのはけ口に」「半分辞める」接種予約業務の「SOS」に共感相次ぐ
2021/06/13 06:00
(西日本新聞)
「高齢者から罵声を浴びせられている」。西日本新聞「あなたの特命取材班」に、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約を受け付けるコールセンターのオペレーターから「SOS」が寄せられた。事例を本紙ウェブサイトで紹介したところ、投稿内容に「共感する」という意見表明が5千件を超え、コメントの投稿も600件を上回った。オペレーターを擁護する意見が大勢を占める一方で、説明や仕組みの不備が混乱を招いているとの指摘も。主な投稿内容を紹介する。
「日本はなぜこんなに接種が遅いのか。電話がつながらないのを何とかしろ」
ワクチン接種予約のオペレーター歴3カ月目という投稿名「コールセンター」さんは、こう怒鳴られたことがあると投稿した。「いつの間にか怒りのはけ口にされている。心が悲鳴を上げ、あと数週間で職場を去る」とつづった。