ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

変な子と呼ばれて

2018-02-18 17:11:23 | 日記

ヒトは、自分と少しでも違うところがある者を、差別やいじめの対象とする。

違うところを見つけて、優越に浸ろうとしているのか。

敏感に反応する者。

疎い者。

気にしない者。

様々だが、容赦のない攻撃が一番こまりもの。

残忍になれる者と良い人になれる者との差ってなんなのか。

 

差を見つけて自己防衛をしているのか。

 

身内に小さいころは、女の子っぽい兄弟がいた。

御祖母さんが、日舞の師範だったので、踊りを習っていたことがある。

5歳の七五三で、たまたま、踊りの発表会があり、5歳のこどもは、赤い着物を着て、長い髪のかつらをかぶって、お弟子さんたちの前で踊りを披露した。

踊りを終えると、かつらをスポット脱いで坊主頭で席に着いた。

その時のお客様の反応。

今でも覚えている。

 

そして、5歳の子どもは、もう一度かつらをつけて、七五三のお祝いに神社へ。

その時の神主さんの驚きの仕草を30年経った今でも忘れていない。

 

5歳だったこどもは、今は、たぶん普通の大人として、仕事に精をだしている。

 

晴着姿の可愛い七五三の写真は、小さな写真立てに入って、小首をかしげた少女のままにっこり微笑んでいる。

 

 


 

変な子と呼ばれて

吉永みち子

ちくまプリマ―新書

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480687135/

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。