「幸男」という名の少年が、道を外してしまったとき、あたたかく更生を支えた人がいたというたぶん、フィクション。
コピー機などなかったその頃。
ノートに線を引いて、書き写した。
タイトルは忘れてしまったけれど、今でも、夢中で書き写したことを思い出した。
この本を読んで教護院の教官になりたいと思い、社会福祉士を目指そうと意気込んだものの4年生大学への進学を父親に親に反対された。
已む無く短大を目指すことにしたものの、希望の就職は短大卒では無理と言われ、もう一度進路を変更。
夜間短大の3年生に進学。
資格を生かして、関西に某市に就職した。
4年ほど勤務したが、故郷へ逃げ帰った。