“眠った預金”が消える!?
5、6年ほど前の事。
ふと、目にした真新しい通帳。
人の通帳は普段見ない。
この時は、金が紛失したと騒いでいる、身内がいて探してみた。
何気に手にした真新しい通帳は、100万ほど。
そのまま、元あったところに戻した。
紛失したと騒いで身内に、通帳があったと報告した。
でもそれが扮した金であるという証拠はない。
後日、もう一度通帳を確認しようとしたが、もう目に触れることはなかった。
そのまま、無くなった金は100万だったということになり、借用証書に化けた。
そして、耳をそろえて返金する羽目になった。
額面が100万の通帳。あれは幻だったのか。
幻影だったのか。
“休眠預金”のニュースを見て、思い出した。
あの100万はいったいなんだったのか。
あと5年ほどたったら。
休眠預金になって、誰かの役にたつのだろうか。