ブラック企業「社名」公表、1年で1社「一罰百戒の効果薄い」「労基署の体制整備を」
記事より 抜粋
日本労働弁護団事務局長の嶋量弁護士は、一定の評価をしつつも「問題の切実さに対する認識が甘いのではないか」と語る。
「社名公表が1年で1件では、『一罰百戒』の効果も薄い。実感として、月100時間以上の残業をさせている企業はたくさんある。この現状を考えれば、立ち入り調査を増やしただけで改善されるかは疑問だ。長時間労働は人の命にかかわる。何度指導しても改善されない企業には、もっと毅然とした対応をとってほしい」