知事選「どちらも選べない」業界団体は苦慮…自民県連が初の分裂
2021/06/20 08:54
(読売新聞)
7月18日投開票の兵庫県知事選まで1か月を切った。20年ぶりに新人同士の争いとなる選挙戦では、候補擁立を巡る対立で、自民党県連が初めて分裂することが確実となっており、国政選挙で自民、知事選で井戸知事ら現職を支援してきた業界団体は対応に苦慮している。(山本貴広)
「両者とも推薦しないことを決定した。極めて異例なことだ」
自民を支持する県医師会の政治団体「県医師連盟」(約6300人)の松本卓委員長は今月上旬、知事選の対応についてSNSにこう投稿した。
自民県議団は昨年12月、前副知事の金沢和夫氏(64)に出馬要請。こうした方針に反発する県議11人は会派を離脱し、地元国会議員とともに元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)の擁立に動いた。