レール温度63度超え一時運転見合わせ…足止めの女子高生「そんなに暑かったのかと怖くなった」
2022/08/03 09:17
(読売新聞)
流鉄(本社・千葉県流山市)の流鉄流山線で2日午後1時頃、流山駅構内のレールの温度が猛暑により規定値(63度)を上回る64度を計測した。このため、同線は流山―馬橋間(5・7キロ)の全線で午後1時18分から同2時18分までの1時間、列車6本の運転を見合わせ、220人に影響が出た。
2018年7月に同社がレールの温度の規定値を設定して以来、高温による運転の見合わせは初めて。職員が線路にゆがみが出ていないかを確認した後、運転は再開された。同社の北原幸治鉄道部長は「安全を第一に電車を止めて点検した。皆さんにご迷惑をおかけした」と話した。
学校に通うため小金城趾駅で足止めになった松戸市内の女子高校生(15)は炎天の下、駅のベンチで電車の再開を待った。女子高校生は「レールが熱くなって規定値を超えたと聞いて、そんなに暑かったのかと驚いたし、怖くなった」と話した。