今日のお題は「暗譜の実際そのⅠ」としました。
暗譜する時は真面目に頭から全部覚えようとするより
どういう構成になっているのかとか、歌詞はどこが同じでどこが違うのかとか、どう繰り返しているのか、
といったところにちょっと目を向けて整理してみると分かり易いかと思います。
*一例。
1. (卯の花の) (におう)垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来なきて
忍び音もらす
夏は来ぬ
2. (さみだれの) (そそぐ)山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)ううる
夏は来ぬ
3. (さつきやみ) (蛍)とびかい
水鶏(くいな)なき 卯の花さきて
早苗うえわたす
夏は来ぬ
出だしが
1番は「う」次は「に」
2番は「さ」次は{そ」
3番は「さ」次は「ほ」に
なっています。
つまり「うーに・さーそ・さーほ」
そして、曲の終わりはいずれも「夏は来ぬ」で終わっています。
こうして共通な事、単独な所を系統だてておきます。
そして
耳と目とを使って覚えていきます。
これは一つの方法です。
あとはご自分のやりやすい方法を模索してみてください。