対立候補支援の自民党県議17人を処分 県連会長は交代
2021/08/08 09:00
(朝日新聞デジタル)
兵庫県知事選への対応をめぐり分裂した自民党県連は7日、神戸市内のホテルで総務会を開き、党の推薦に反して前副知事の金沢和夫氏を支援した県議17人の処分を決めた。分裂の責任を取って県連会長の谷公一衆院議員は辞任し、末松信介参院議員を会長に選んだ。
処分は、金沢氏を支援した自民会派内で選挙対策本部長を担った山本敏信県議=高砂市選挙区=が1年間の県連の役職停止。藤田孝夫県議=養父・朝来両市選挙区=ら16人が厳重注意となった。除名などの厳しい処分はなく、藤田氏は総務会で県連幹事長に選ばれた。県連幹部は「衆院選を控え亀裂の修復を急ぐ必要がある。こうでもしなくては収まらなかった」と話す。