体調不良…女性が食べた「チョコ」から未承認の医薬品を検出 ダイエット目的、食べた日に異変…誰が販売
2022/06/18 09:47
(埼玉新聞)
埼玉県の川口市保健所は17日、市民がインターネットを通じて購入したダイエット食品から国内で未承認の医薬品成分が検出されたと発表した。
市によると、女性が購入したのは「DETOXERT チョコレート」。1箱に30個入り。ベトナム語が書かれ、輸入した個人がネットで販売したらしいという。今月8日、30代の女性が「食べて体調不良になった」と、同保健所に相談。同保健所衛生検査課で検査したところ、国内では未承認医薬成分のシブトラミンが1個当たり7グラム検出された。中枢性食欲抑制作用があるが、副作用として(1)血圧上昇(2)心拍数増加(3)頭痛(4)口の渇き(5)便秘(6)鼻炎―などがあるとされる。女性は5月初めにネットを通じて購入。中旬から食べ始め、当日から口が乾くなど体調に変化があった。現在は回復しているという。