ペルー由来の「ラムダ株」、国内で初めて確認…羽田到着の女性から
2021/08/06 22:51
(読売新聞)
南米・ペルー由来の変異した新型コロナウイルス「ラムダ株」が7月に国内で初めて確認されたことが6日、厚生労働省への取材で分かった。通常ウイルスに比べて感染力が強く、ワクチンが効きにくい可能性が専門家から指摘されており、同省は警戒を強めている。
ラムダ株の感染は、7月20日に羽田空港へ到着した30歳代女性に対し、検疫所が実施した検査により判明した。女性はペルーの滞在歴があった。
世界保健機関(WHO)は6月、ラムダ株を警戒度が2番目に高い変異株に位置付けた。国内では今まで確認されておらず、国立感染症研究所は、インド由来で国内感染が広がっている「デルタ株」のように、警戒や注目が必要な変異株と評価していなかった。