安倍晋三首相は21日、東京・九段北の靖国神社で春季例大祭が始まったのに合わせ、同神社に祭具の真榊(まさかき)を奉納した。22日までの期間中、首相は参拝を見送る見通しだ。

 靖国神社が新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から昇殿参拝を受け付けていないため、昨年の秋季例大祭時に参拝した高市早苗総務相と衛藤晟一沖縄・北方担当相は今回の例大祭中の参拝を断念した。高市氏と加藤勝信厚生労働相は首相と同様に真榊を納めた。