日産「リーフ」など生産の米工場、2週間の操業停止へ…半導体供給滞る
2021/08/12 20:30
日
(読売新聞)
日産自動車は12日、米テネシー州の完成車工場で、16日から2週間操業を停止することを明らかにした。新型コロナウイルスの感染が急拡大しているマレーシアからの半導体の供給が滞っているためだ。
同工場は米国での主要な生産拠点で、電気自動車(EV)「リーフ」や、スポーツ用多目的車(SUV)「ローグ」などを生産している。操業停止による影響台数は明らかにしていない。
自動車業界では、東南アジアでの新型コロナの感染急拡大による影響が広がっている。トヨタ自動車は、7月下旬から8月上旬にかけ、子会社を含む愛知県の完成車3工場でベトナムからの部品調達に遅れが出ているとして、一部生産ラインの稼働を最大5日間止めた。
ホンダも、東南アジアからの部品の供給不足などを理由に、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)で8月に7日間、生産を見送る。