裏読み「会社四季報」 (角川oneテーマ21 C 144)秋津 学角川書店このアイテムの詳細を見る |
日経マネーのblogの懸賞でいただいた書籍です。
最近、いろんなところからいっぱい新書が出ています。なんでかな。
内容ですが、この方、別に四季報関係の書籍も出されたりしていますが、四季報に対するこだわりが尋常ではないです。
そこが面白いところでもありますが、個人的にはそもそも四季報の予想なりコメントなりにそんなに信頼感はありません。「あー、そうですか」状態です。
とはいっても、四季報は毎号買います(もらう時もあるけど)し、見ますから、その数字なりコメントというのはアンカー効果(「錨をおろす」そこが基準になる)というようなのは、自分の中にもあるように思います。
ただ、この本の中に、ライブドアの破綻前の記述は会社情報と比較してもえらく積極的で投資家は信じてしまうじゃないかとか、えらいひどい誤りがあって、訂正の仕方にも「甘え」があるじゃないかとか色々厳しめの指摘がある点は、ちっょと求めるものが高すぎるというか、基準が自分自身の感覚とは異なる感じがしました。
まあ、読み物としては悪くはないですし、投資判断について述べている内容はまっとうなものだとは思います。