全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書) | |
クリエーター情報なし | |
朝日新聞出版 |
本書の中で、運用が「趣味」「仕事」でない人が本書の読者対象であるとの記述がありました。
私自身は、運用は「楽しみ」でもありますので、そういう意味では「趣味」です。
で、フルタイムの仕事からは早めに退き、今年度であれば賃金による収入は月に15万程度(しかも、ここから年金、健康保険を事故負担)という状況では、
収入を得るという意味で、運用は「仕事」としての側面もあります。
まあ、ほったらかしておいても、配当金、分配金、債券クーポンなどが月10万程度は入ってきますし、それ以外のオークション収入などもありますので、
運用は原則としてなにもしなくても特に支障はないのですが。
ということで、運用が「趣味」であり「仕事」である私は、この本の執筆者が考える読者対象ではありませんでした・・・(^_^;)。
少し内容の方を読み進めています。
アクティブ投信とインデックス投信のコスト比較と、それを主眼とした優劣比較については明確な論理で低コストのインデックスに軍配をあげています。
本書は「インデックス投信実践ガイド」ですから、そこを主眼とした内容となるのは当然ですが、やはり「好きだったら個別銘柄の運用もいいかも」的な
コメントはあってもいいのではないかと思います。これ(個別かインデックスか)は、インデックスVSアクティブのような結論が明確なことではなく、
いわば「好み」「指向性」の問題なのですから。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」でも個別銘柄運用にふれていますし、山崎元氏も本当は個別銘柄の運用がしてみたいと日経で「白状」してましたしね。