SBI 貸株金利が高い銘柄 1345 4368 但し、相変わらず・・
SBIやマネックスには貸株という仕組みがあります。
つまりは、保有している株式を証券会社に貸すと金利を得られるというものです。
SBIでは多くの銘柄の金利は0.1%ですが、中に時々金利が高いものがあります。
私自身が保有しているものの中では
などが該当します。
この意味は、
1345の銘柄を例にとると、
・「100」というのは保有株数
・「173000」は時価評価額
・「1.00%」は現在の貸株金利。年換算です。
・「4.73」は12/13に入金になった金額です。4.73円。
つまり、時価評価額の1%(173000/100)の日割り分(1/365)が日々入金になるということです。
1730/365=4.739726・・ですから、これに該当する金額が入金になっています。小数点第三位は切り捨て?。
貸株は証券会社が破綻した場合、貸した株が返ってこないといったリスクを負うことになりますが、
金利分の収入はありがたいものです。
0.1ではなかなかですが、これが1%とか2%となると、売買手数料分程度は一ヶ月も保有していれば回収することができます。
1345を100株買った場合の売買手数料は206円。206/4.73=43.55
43.55日で買った時の売買手数料分がまかなえる感じ。
ただ、私が利用しているのはマネックスとSBIだけですが、この2社でも、扱いに違いがあります。
まず、適用金利が異なります。マネックスとSBIの比較では、全般にSBIの方が高めに設定してあるものが多いです。
しかし、SBIにはマネックスにある配当金自動受取のサービスはありません。
権利確定日には自動的に貸株扱いをはずして、配当金相当額を証券会社から受け取るのではなく、正規の株主として会社から配当
を受け取る方が有利な場合があります。
まず、配当金そのものであれば配当控除の対象になります。事業報告書等の資料も送られてきますし、隠れ優待やアンケートなど
が送られてくる場合もあります。貸株のままにしていたのでは、これらは不可能となります。私自身、以前にキヤノンを貸株扱い
にしたまま権利確定日を経過させてしまい、カレンダーをもらいそこねたことがあります。
但し、マネックスの場合、この配当金自動受取の形にすると、金利は0.05%適用になってしまいます。
それでもSBIで0.1のまま貸株扱いとして権利確定日を過ぎてしまうよりはましかと思います。
株主優待がある場合、自動取得できる仕組みはあるわけですから、SBIも配当金自動受取の設定はしようと思えば当然できる
はずです。投資家の利便性は確実に向上します。
で、要望欄からこのことは伝えていますが、なかなか実現されません。なぜでしょうか。
まあ、実現されないのであれば、権利確定日には自分で貸株扱いがはずれるように手動で設定をすればいいのです。
実際、隔月で分配金の出る1345についてはそのようにしようと思っていますが、これは手間がかかり、忘れてしまうこともあるので
できればSBIでも配当金自動受取の設定ができるようにしてもらいたいわけです。
SBIとしてはこの設定ができるようにすると、なにか困ることでもあるのでしょうか。
あ、そうそう、新興系の企業などの株主にSBIなどの名前が挙がっていることがありますが、それはこの貸株でSBIに株を貸している
株数については名義としてはSBIになっているので、それを集めると上位株主にSBI証券が出てくる場合もあるということでいいのかな。