上手に稼ぐカラ売りテクニック〔新版〕 (すばやく・手堅く・効率よく儲ける空売り5戦術) | |
クリエーター情報なし | |
自由国民社 |
図書館本。
「カラ売りテクニック」となっていますが、どこがテクニックなのかさっぱりわかりませんでした。
信用取引の基礎及び入門的な内容はどの本でも大差ないです。
肝心の「テクニック」の部分ですが、つまりは旧来からあるテクニカル分析とやらでタイミングを判断しろということらしいです。
まあ、「当たるも八卦・・・」でしょうけど、こうしたものを売買判断のタイミングの基準とするのは、そういう方法が好きで合っている
人にとってはいいのでしょう。それはその分析とやらそのものの有効性を証明するのではなく、基本的にはポジジョン管理が適切なのだと思います。
あと、「テクニック」というわりには、「優待クロス」についてはほとんど全くふれていません。
本書の趣旨と異なるといえばそうかもしれませんが、カラ売り(信用売り)を組み合わせた堅い運用手法として優待クロスは有用なものです。
方法を間違わなければリスクは極めて低く、一定のリターンを得られるものですから、テクニックの一つとして、とりわけ個人投資家にとっては
有用なものです。それについてほとんどふれられていないというのはどうなのでしょうか
個人的には後講釈のテクニカル分析の解説というのは、意味は非常に薄いものだと思っています。