週末のNYも下落し、世界的な株価下落はどこで止まるのかわかりません。
まあ、株価の動向なんていうのはいつだってわからないので、特にいつもと違うわけでもないですが。
で、株価が下落すると、売りたい、買えないとなる人がいます。まあ、一般に人は直近の出来事に影響されやすいということでしょう。
逆に下がると買いたいという人もあります。どっちかというと私自身は後者の発想で、株価か下落すると保有株も値下がりして時価評価での損失は拡大するわけですが、買う場合は安く買えた方がありがたいわけで、そのチャンスという発想になります。で、高くなったら順次売却していくと・・・。
売りたい人は安くても売ってしまいたい、買いたい人はなるべく安く買いたい、となると需給から株価は下落する。まあ、株価はいつだって需給で決まるわけですが。
それから、フルインベスト状態(投資資金全部ぶち込み状態)とかレバレッジを効かせた状態で株価が大きく下落するということになると、これは精神的な負担感とか不安感というのが大きくなりがちだと思います。いわば「しんどい」状態ですね。で、そのうち「決定麻痺」的になってしまう。「もう知らん」と。「どうでもいい」と。いわば、気持ちの上での自己防衛のために都合の悪いことを意識の守備範囲外へ押しやってしまう。まあ、これじゃ、問題の解決にはならんわけでね・・・。
そもそも、資産を増やすことが目的の投資において、気持ちの面で不愉快になったり不安になったりしているのは、実につまらんと思います。まあ、「投資」というのは字のごとく「資」を「投」げてしまうわけなので、損失が出るのはしゃあないんですが、なるべくほんとに不愉快になったり不安になったりすることがないような方法、工夫をしたいものです。
それは、自分自身の場合も買いのポジジョンしかないわけですから、株価が大きく下落したら愉快であるはずはありません。しかし、それで本当にすごく不愉快になったり不安になったりすることはなくて「あらら~、いけませんなぁ」という程度です。
というのは、相当期間の投資によって、自分の身の丈に合った程度ですが、既に一定の利益を確保してきているのに加えて、常に余裕のあるポジジョンしかとっていない(ディフェンシブすぎか・・・)という気楽さがあるからですね。
逆に言うとまあだいたい何がどうあろうと気楽でいられるような形しか取ってないということになります。
さて、今週ですが・・・。
まずは買い戻し候補から。
関西電力。
直近2110円で100株売却。時価、2067円。もうちょっと下で待ちますか。
債券感覚で、別に100万程度は買ってもよし。売買を繰り返しつつ、たまたま権利確定時期をまたげば配当も入るという形。貸株で売買コストをまかなう。
東宝。
こちらの直近の売却は1510円。時価、1528円。1400円台で買って、1500円台で売るの繰り返しが買いコストを下げつつ長期保有。別に一気に1000株買ってもいいのですが・・。
「のだめ」も東宝で、映画館で宣伝が流れてましたが、これから「踊る・・・」のキャンペーンがフジ系列でまた大々的に始まるでしょう。意外と伸びない可能性もありますが、まあエンターティンメントとしては、映画の質云々よりも「わざとそうしてる」的な作品として、これでいいんだろうと思います。ジブリの幕間系「かりぐらしの・・・」は期待薄か・・。
(NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信
インドは市場規模や発展の可能性から、中長期では有望な投資対象だろうと考えています。現状は保有ポジジョンが細かすぎて、多少上昇しようが下落しようが、あんまり関係ないですが・・・。下落では値幅を刻みつつ丁寧に買い増しし、ポジジョンを増加させていく方針。信託報酬が1%程度というのはやや高い印象もあります。
まあ、この商品は円建てで東証上場なので、米国市場のETFよりは売買コストは低いでしょう。とりあえず95円ぐらいで指値してきましょうか、細かくね。
ここからはウォッチ系。
三井海洋開発
IPO以来、細かく売買。利益は伸びていないが、独自性、テーマ性は感じる銘柄。割高感がないこともないが、株価下落で魅力増す。ウォッチ継続。一つ拾っておいてもいいか。
【1606】日本海洋掘削も面白いかもしれません。http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=1606.T&d=1y
こちらはPER10倍程度です。一段安を期待してウォッチ。
森精機製作所
株価は昨年の700円台からは回復傾向。業績は赤字継続するも、改善は顕著か。
まあ、技術力は確かなんでしょう。こういうところがどこまで伸びるのかもあるいは伸び悩むのか。しかし、落ち込んだ時の売上の減少幅が強烈。09.3-10.3で-60%ぐらいになってますな。
栗田工業
水のクリタで、独自性あり。ただ、EPS120円でPER20倍はちょっと割安感なく、一段安を期待。
きりがないですが、他では順不同ですがテルモ、大東建託、デンソー、住友電気工業、
三菱商事、竹内製作所などというあたりを注目。