名水・名瀑とプロジェクトX 富山へ(7)
さて、さきほど見た赤い鉄橋を渡って欅平へ向かいます。
乗車時間は、便によっても多少違いますが、75分程度です。
ダムが見えます。
欅平に近づいた箇所では進行方向向かって左側が川となりますが、、距離的には川は右側の方が長いです。
ということで、景色を見るには、行きは進行方向向かって右側、右端の席がベストでしょう。
欧州のお城を思わすような建物。
列車の行き違いは、当然単線ですので、駅などでします。
山の上の方は紅葉がすんできているようです。
そこそこ深い谷ですが、まだ川幅は広い場所です。もっと、のぞきこむのも怖いような、深い急角度の谷も多いです。
対岸の滝です。
複数のダムがあります。
欅平到着。
この75分の旅の魅力は、この写真では十分には、というか全く伝わっていません。
実際に乗ってみると、よくこんな厳しい峡谷に、この鉄道を通したなぁと思わされます。
また、川を遡上するように歩いて黒部に入るのは、極めて困難だったろうことも容易に理解できるでしょう。
切り立った断崖絶壁や、足もすくむような深い谷、トロッコのオープンエアーの客車で、これを実際に目にするのは
京都の旧山陰線の嵯峨野トロッコ列車とはまた違った、新しい体験です。
山の奥に進むにつれてトンネルも多くなります。トンネル内の空気はひんやりして心地よかったです。
なお、このオープンの客車は、確かになかなか楽しいのですが、風や紫外線にもさらされますし、また、寒暖の差もあります。
さらには背もたれはないベンチ型のシートのため、1時間以上の乗車はきつい場合もあるでしょう。
こうした懸念がある場合は、少し料金はかかりますが、屋根、窓、背もたれのある車両を利用することもできます。
但し、どの列車でもこうした客車があるけではなく、満席であれば当然乗れません。
さて、ここからは申し込みをした人だけのツアーになります。
一応、安全第一ということで、ヘルメットが配られます。
さらに奥に進む、峡谷鉄道と続いてはいますが、別の小さい客車に乗ってトンネルへ入っていきます。
これをさらにどんどん進めば、黒四ダムの方に続いていくわけです。
つづく。