内容
こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。
「本物の大人」になりたいあなたに捧げる、この一冊。
大好きな人に手紙を書きたくなったとき。上司に意見をしなければならないとき。人を叱らなければならないとき。大切な人を失ってしまったとき。嫌でもケンカをしなければならないとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。
人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている
「いろいろ事情があるんだろうよ……」大人はそういう言い方をする。なぜか? 人間一人が、この世を生き抜いていこうとすると、他人には話せぬ(とても人には言えないという表現でもいいが)事情をかかえるものだ。他人のかかえる事情は、当人以外の人には想像がつかぬものがあると私は考えている。――<「妻と死別した日のこと」より>
この本は、
雑誌に連載されたエッセーを編集し、
最後に亡き 夏目 雅子との思い出を綴ったものだが、
あくまでも、エッセーは、彼の生き様の彼流の照れ隠しで、
本編は、亡き夏目雅子との思い出編にあるように思う。
本編飛ばして読んでも充分読む価値あり。
私としては、趣向も違うし、
本編には、あまり同調できなかった。