ミクシイ仲間のブログで、名古屋の「YASUKUNI」上映館を知ったので
早速今池の小さな映画館に見に行った。
時間予約制。
「15分前までにお越し下さい。そうでないと順番が飛ぶ事があります」と整理券を渡された。
ちょっと高姿勢?じゃない。
いかにも独立系と言う映画館。前2列は座椅子のような座席。それでも80席くらいか。
靖国神社は明治2年に始まり、ご神体は日本刀である。
この映画は、その靖国刀とよばれる日本刀を、いまだに鍛造している90歳の刈谷さんを縦軸に、8月15日を中心に巻き起こる、靖国神社に参拝する様々な人たちのドキュメントを横軸にした記録映画にちかい。
旧軍人、右翼風な人、左翼風な人、台湾人、韓国人、中国人、アメリカ人、小泉首相、遺族、浄土宗の僧侶などが、様々な思いで、様々に行動し、主張する。
戦時中の記録フィルムも随時挿入される。それぞれの主張がかなり客観的に収録されている。
日本人の心情もいろいろな角度から、かなり映像表現されている。中国人監督だと言うが
大したものだと思う。反靖国でも、靖国擁護でもない。判断は見ている人に委ねられている。
この映画に国の助成金が出ていることが問題となったというが、何が問題なのか私にはよくわからなかった。適切な問題提起の映画だと思う。
刈谷さんは100振り余りの日本刀を作って軍に納めた。イデオロギー的なものは何もなく
淡々と鍛造に打ち込む姿が描写される。しかしそうして作られた日本刀は、戦場では人を
切ることに使われたのも事実だ。
国の政策としての戦争と、それを遂行する個々の人間(コンバットのサンダース軍曹ですら罪悪感に悩んでいた)はやはり相容れないと思う。
エンターテイメントではないが、戦争について、魂について、外国人について、考えさせてくれた映画でした。
早速今池の小さな映画館に見に行った。
時間予約制。
「15分前までにお越し下さい。そうでないと順番が飛ぶ事があります」と整理券を渡された。
ちょっと高姿勢?じゃない。
いかにも独立系と言う映画館。前2列は座椅子のような座席。それでも80席くらいか。
靖国神社は明治2年に始まり、ご神体は日本刀である。
この映画は、その靖国刀とよばれる日本刀を、いまだに鍛造している90歳の刈谷さんを縦軸に、8月15日を中心に巻き起こる、靖国神社に参拝する様々な人たちのドキュメントを横軸にした記録映画にちかい。
旧軍人、右翼風な人、左翼風な人、台湾人、韓国人、中国人、アメリカ人、小泉首相、遺族、浄土宗の僧侶などが、様々な思いで、様々に行動し、主張する。
戦時中の記録フィルムも随時挿入される。それぞれの主張がかなり客観的に収録されている。
日本人の心情もいろいろな角度から、かなり映像表現されている。中国人監督だと言うが
大したものだと思う。反靖国でも、靖国擁護でもない。判断は見ている人に委ねられている。
この映画に国の助成金が出ていることが問題となったというが、何が問題なのか私にはよくわからなかった。適切な問題提起の映画だと思う。
刈谷さんは100振り余りの日本刀を作って軍に納めた。イデオロギー的なものは何もなく
淡々と鍛造に打ち込む姿が描写される。しかしそうして作られた日本刀は、戦場では人を
切ることに使われたのも事実だ。
国の政策としての戦争と、それを遂行する個々の人間(コンバットのサンダース軍曹ですら罪悪感に悩んでいた)はやはり相容れないと思う。
エンターテイメントではないが、戦争について、魂について、外国人について、考えさせてくれた映画でした。