遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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津軽三味線

2009-04-24 12:21:32 | 雑感
珍しく、ロータリークラブの例会で津軽三味線の実演があった。
バイオリンとかクラリネットの実演は過去にあったが、例会で、三味線は初めてのように思う。

出演は、全国大会二連覇の神谷茂良(たかふみ)師と大阪大会優勝した、若干20歳の馬場
淳史(あつふみ)師である。

津軽三味線を生で聴くのは、随分久しぶりだと思うが、この三味線はテンポが良く、強弱もあって楽しい。

強く弾くせいか、曲の始めには弦の調整を、弾きながら行っていた。

二人の掛け合いが面白く、また聞かせどころだろう。曲の途中で「はい、ここで、」と
拍手をリードされたのは愛嬌であったが、なんとなくジャズの乗りに近い。

4曲聴いたが、いずれも最後は強く「タンタンタン」と弾いて終わった。昼食の後に音楽を聴くのは贅沢なひと時である。

再び知覧へ

2009-04-22 13:23:43 | 雑感


厄年同年会が発足してから25年になる。
花見、薄墨桜の植樹、総会、奥様誕生日祝い、懇親旅行などを毎年続けてきたが、
和気藹々の会である。しかし40歳で結成した当時と比べれば、皆老いを感じるよ
うになってきた。何よりも酒量が減ったのが証明である。

25周年を記念して、知覧の平和記念館へ行こうと言う話がまとまり、二泊三日の
鹿児島行きとなった。

昨年訪れた特攻平和記念館は大いに賑わっていた。国を思い、天皇を思い、家族
を思い、人生を思う若者の叫びは、遺書の中に充満している。建前より本音が良
く出ているのが、家族に宛てた部分だ。

三角兵舎の見回り兵が、出撃前夜毛布を被って嗚咽する若者を、何度も見たとい
うが、本当だろう。

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高倉健「ホタル」や岸恵子「俺は君のために死にに行く」の舞台になった富屋旅
館はホタル館と名を変えて復元されていた。小さな食堂である。ここへ来た隊員
の中にも、「統制と自由主義が戦ったら勝つのは自由主義だ。この戦争は負ける」
と言った者が居たそうである。「特攻の母」といわれた、鳥浜トメさんの録音が
流されているが、本当に心にしみるような語り口だ。機が故障しやむを得ず引き
返してきた若者にも、非難の嵐の中で「何故生かされているのか、良く考えて見
なさい」と諭したという。

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物は試しと指宿の砂蒸し温泉にも入ってみた。 暖かい砂が意外に重い。圧力を
感じる。これが冷たい土に埋められたら、いやだなあ。しかし砂蒸しは快適であ
る。韓国ノムヒョン大統領も経験したと言う。私たちは、なにやら人工的な枠の
中で経験したが、浜辺でも行われていた。養殖と天然みたいだ。


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桜島のふもとに林芙美子の碑がある。お母さんがこのあたりの出身だそうだ。
芙美子も小さい頃ここで育ったと言う。桜島の雄大さ、激しさを受け継いだ作家
だろうか。



帰途空港の前にある焼酎麹の販売元へ寄った。ここの社長は自顕流の師範だそう
である。示現流には上流志士のものと、下級武士のものと二派あるそうで、上級
は示現、下級は自顕と表す。新撰組でも薩摩の示現流の一の太刀とは争そうな、
と言われたそうである。実演をしてくれたが、木刀(丸太)で猿声を上げ、やた
ら打ち込む練習である。ただただ馬力を付けると言うのか。実戦ではこの方が効
果的かもしれない。

気の置けない仲間と共に、楽しい一時をすごした旅行であった。

赤の競演

2009-04-13 15:11:10 | 雑感

左 グランパスサポーター  右 レッズサポーター

Jリーグ第五節 名古屋グランパスVS浦和レッズを豊田スタジアムへ観戦に行っ
た。

豊田駅からスタジアムまで人の波。試合一時間前なのにである。
最近好調なグランパス人気の反映だろう。グランパスのチームカラー・オレンジ
が多いのは当たり前だが、レッズの真紅のユニフォームの人が結構いる。

スタジアムに入ってびっくり、かなりのレッズサポーターだ。
応援も力が入っている。グランパスに比べ、メリハリが利いている。「やるぞ」
という気になる応援だ。試合前の練習時から、選手入場まで人数的にはグランパ
スの6割くらいだが応援は上回っていた。

豊田スタジアムは観戦しやすい球技専用スタジアムだ。音響も興奮させる。
サポーターは赤同士のカラーで必死に応援する。太古や旗や歌など、にぎやかだ。
試合結果は0-1.ラストパスが通らない。ゴール前の混戦でタマをとられてし
まう。個人技に長けたレッズのスター軍団にやられたのだろうか?

前半22分によく走っていた、レッズの田中達也が原口元気に交代したので、チャンス到来
と喜んだのだが、その原口に43分に得点を許してしまった。鮮やかなシュートである。

その後決定的なチャンスは無く(レッズにはあったが、楢崎の好セーブで防いだ)後半ロスタイムにダヴィへのパスを、大きくそらしたシュートがあったくらい。スローインと、ゴールキックの受け方をもっと練習したほうが良い。これらが攻撃の起点になるケースがものすごく少ない。

名古屋のファンは大人か?帰り道でも悔しがる人が少なかった。これで勢いが止まるのが怖い。奮起せよグランパス!

桜満開

2009-04-10 14:02:50 | 雑感

 今週、家の周りでは桜が満開となった。

市内の公園のソメイヨシノが見事である。豊満な花房は重量感さえ感じる。あでやか、艶やか、何といって表現してよいのだろう。まさに春爛漫と言う表現にぴったりだ。

さまざまのこと思い出す桜かな 芭蕉

初桜折りしも今日はよき日なり 芭蕉

夕桜家ある人はとくかえる   一茶

久方の 光のどけき 春の日に しずこころなく 花の散るらむ 紀友則


華々しさの中にも、人の心や時の移り変わりを感じる日本人の繊細な心遣いを改めて感じる。今の年齢になって、初めて実感として、爛漫の花の陰にある寂しさを味わえるようになってきた。日本人の感性はは素晴らしい。

薄墨桜

2009-04-06 16:19:50 | 雑感
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木曜日の夕刊に見事な桜の写真が掲載されていた。その写真に誘われ、根尾の薄墨桜を見に行ってきた。

厄年同年会で因縁浅からぬ桜である。
この同年会では、20年以上前に、根尾村の古老と知り合い、薄墨桜の苗を、刈
谷市内の小中高校、幼稚園、保育園、市原神社へ2本づつ植樹をしてきた。市内
には30項近い学校があるので毎年3~4校植えても10年以上かかった。

このさくらんぼは根尾の老人会が採取保存の権利を持っており、全国の苗木希望
者に頒布をしている。
10年目に、刈谷市長と根尾村の助役出席の下で交流会を行ったこともある。
その円で何度もこの地には足を運んでいるが、満開のときは初めてだ。

交通渋滞が予想されたので、鉄道で行くことにした。大垣から樽見線乗り換えで
ある。第三セクターのローカル線。満員であった。名前も「うすずみ観桜号」




一番前に乗ったら、鳥が多くいたのにびっくり。雉のオス、青さぎ、大鷲など、
大きな鳥を次々と見た。ゆっくり走るレールバスは風情がある。停車駅の近くに
は、桜が咲いている。渓流を三回ほど渡ったら終点の樽見駅だ。





ここから歩いて15分ほど。整備された公園へと登る。さすがに人出があった。
がっしりと根を張った老木は、支柱の数十本で支えられ、見事に枝を張っている。
花はソメイヨシノのような、あでやかさ、艶っぽさはないが、さらっと小ぶりな
花をつけ、淡紅色の控えめな雰囲気である。



この樹は昭和23年と、43年、二度にわたり枯れ死の危機を乗り越えた。23年は岐
阜市の医師前田利行氏が根継ぎの蘇生術を施し、43年は岐大教授堀武義氏は、根
の保護、施肥、白カビの除去などで、若返りを図ったと言う。



この桜は散り際には淡い墨を引いたような色になることから、この名前がついた
のだが、今回は割き始めのピンクの色であった。

春が来た (2)

2009-04-03 10:16:58 | 雑感
 何のかんのといっても、やはり、春は桜と共に来る。近くの公園の桜はほぼ満開。風が強いが、まだ咲いたばかりなので散らない。皆さんの周りの桜はいかがですか?
 
 この豪華さ、絢爛たる美しさはどうだろう。散り際を愛でる人もいるが、ものの哀れを感じるのは、確かに散り際もいいが、心うきうきの春はやはり満開の桜である。「花は桜木、人は武士」侍ジャパンも世界制覇二連覇だ!長い冬を耐えてきて、いよいよこれからの門出を祝うにふさわしい花である。

4月はスタートの季節でもあり、別れの季節でもある。「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ」

日本に四季があり、桜があって良かった。桜はなんだか生きている実感を感じさせてくれる。

sprinng has come

2009-04-01 15:34:47 | 雑感
春が来た

会社の庭の桜がほころんできた。確か予測では22,3日に開花、29,30日
頃満開だと聞いていたのだが、このところの寒さで一週間ほど遅れたらしい。
今日も16度の気温に誘われるように、咲き始めた。

良く見ると、桜は芽や葉よりも花が先に出ると言う珍しい順序の植物である。し
かも、ソメイヨシノは、同根、同株なので、一斉に咲き、一斉に散る。咲くとき
より散り際の潔さを愛でる人も多い。

名月赤城山の国定忠治の名せりふ「月は照っても、心は闇だ」じゃないが「花は
咲いても、心は蕾だ」と思う今日この頃の心境である。