直木賞受賞作「悼む人」天童荒太著 を読んだ。
死んだ人(特に事故や事件で亡くなった人)、について「誰に愛され、誰を愛し、
どんなことを人に感謝されたかを確認し、記憶をする」=悼む、そのために旅を続ける人を描いたものだ。
見ず知らずの人を、何のゆかりもない人がこんなことをする意味を図りかねて、
関係者は困惑し、警戒し嫌悪し始める。しかし、少しずつ、その意味や意義につ
いて理解が広がり、生きてゆく支えとなる、という小説だ。
テーマが特異だが、中々面白かった。最近読んだ村上春樹の「1Q84」よりは
考えさせられた。自分のことで精一杯の毎日を送っている自分が、このように他人(亡くなった人でなくても)を思い、行動するのだろうか。その意味、意義について考えさせられた。
今の自分の生き方についての問題提起の書のような気がした。
死んだ人(特に事故や事件で亡くなった人)、について「誰に愛され、誰を愛し、
どんなことを人に感謝されたかを確認し、記憶をする」=悼む、そのために旅を続ける人を描いたものだ。
見ず知らずの人を、何のゆかりもない人がこんなことをする意味を図りかねて、
関係者は困惑し、警戒し嫌悪し始める。しかし、少しずつ、その意味や意義につ
いて理解が広がり、生きてゆく支えとなる、という小説だ。
テーマが特異だが、中々面白かった。最近読んだ村上春樹の「1Q84」よりは
考えさせられた。自分のことで精一杯の毎日を送っている自分が、このように他人(亡くなった人でなくても)を思い、行動するのだろうか。その意味、意義について考えさせられた。
今の自分の生き方についての問題提起の書のような気がした。