旅にでる前に、このところ高騰が続くうなぎを食べておこうと出前をとった。
刈谷では老舗の「やま平」のひつまぶし。出前をしてくれるのも嬉しい。
小学生の頃、この店の前を通るとなんとも言えぬいい匂いがしたものだ。
落語の、うなぎを掴んで天に登ってゆく話や、匂いだけで飯を食うケチの話などはこの店の店頭を思い浮かべながら聞いたものだ。佐伯泰英の「居眠り磐音シリーズ」の主人公は、江戸での鰻裂きで生計を立てるが、そこはもう少し大きい店のような気がする
ここの親父さんは特に頑固者だというわけではないが、TVやラジオの取材は受け付けない一刻さを持っている。友人の妹の嫁ぎ先でもあり、家族経営で本当に昔ながらの手順を守っている。先代の趣味だろうか、座敷には明治の元勲や、東郷平八郎の揮毫が額に入れて飾ってあるのが不思議だ。
さほど店は大きくないが、繁盛しているにもかかわらず、大きくしようともせず、本当に地道に商売を続けている。
長く続く所以だろう。うーん、久しぶりだがやっぱり旨い。ふっくらしているが香ばしさもある焼き加減が素晴らしい。蒲焼きは間違いなく日本の味の代表の一つである。
すっかり堪能した。最後の晩餐は「白飯に梅干し」、「お茶漬けサラサラ」も食指をそそるが、うなぎの蒲焼も捨てがたい。これで明日からの旅行に思い残すことはありません。
旅に出ている間、ブログをお休みしますのでご了承下さい。行ってきまーす。
16:206月の花 鮮やかな青色の紫陽花が重たそうに咲き誇っている。どうしてこんなに鮮やかなんだろう?梅雨の季節は曇天で世界がモノクロームになるのでカラーを加えているのだろうか。
from Photomemo/gaiki
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15:44麦秋 近所の里山の畑では麦が色ずいてきた。国産の麦もゼロではないようだ。水田ではすでに田植えが済んで水が張られている。季節がすこし早く動いているようだ。 キンカンだと思うのだが、畑に鈴なりに実をつけていた。これはすこし遅くないか。
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