遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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新シリーズ

2012-02-20 00:43:33 | 

 佐伯泰英「密命」祥伝社文庫 全22巻(まだまだ続く)
 
居眠り磐音シリーズをほぼ読み終えたのを、しおに、知人が今度はこれはどうですか、と貸してくれたシリーズ。帯には「密命」を読まずして佐伯泰英は語れない。とある。

このシリーズは、「テロの季節」、「ユダの季節」などスペインを舞台とした現代作家が、時代物を書き始めた、最初の作品らしい。肩のこらないエンターテイメントとして、旅の伴にはもってこいである。

同じ、時代小説を手がける、藤沢周平や池波正太郎に比べ、登場人物の生き方が明快である分、含蓄には欠けるが、一方、剣を交わす場面の描写は仔細で臨場感にあふれる。

しばらく旅にでるので、2,3冊カバンに入れてゆこう。

十日ほどブログはお休み致します。帰ったら又書きますのでよろしく。

監督気分

2012-02-19 15:11:47 | 

サッカー「観戦力が」が高まる 清水英斗著 東邦出版刊

一昔前、やってみたい職業に、プロ野球監督とオーケストラの指揮者が上げられていた。
この本はサッカーの面白さ、奥深さを感じさせるものである。と同時に、自分もサッカーチームの監督をやってみたいという誘惑に駆られる。

観点をシステム、ドリブル、キック&トラップ、パス回し、中央突破、サイド攻撃、攻守の切り替え、ディフェンス、プレッシング、ラインコントロール、GK、セットプレー、ゲームマネジメント、などの要素に分けて解説する。

各々の要素にポイントがあり、単なるシステム或いはフォーメーションの優劣を語っているのではない。ボールを蹴って、パスを繋ぎ、相手のゴールに入れるという、単純なゲームが、かくも複雑な要素から成り立っているのか、と感心する。

同時に、この監督やチームは何をやりたいのか、どんなゲームを考えているのか、と監督気分になって、分析できるようになる。

理論的な解説に加え、実戦例で、何戦の、あの時の動きがこうだ、という解説が付いているので、たまたま記憶に残っているゲームだと、なるほどそうか、と納得できる。

確かにこの本を読む前と後では、ゲームの面白さが数倍違うような気がする。早く代表戦やJリーグが始まらないか、と待ち遠しい。

山の休日

2012-02-13 12:56:36 | 雑感
休日といっても私のことではない。私は毎日が日曜日で、世間の暦のことである。

朝の散歩の出かけたら、雪の中、鹿が飛び出してきて、じっと我々を見つめる。カメラをポケット方取り出したら,林の中に逃げ込んだ。



山へ遊びに来た息子の家族が、揃ってスキーに出かけた。
どんな塩梅かとのぞきに出かけた。休日なので混んでいるかと思いきや、適度な賑わい。昼時の休憩所のカウンターはさすがに行列ができていた。ゲレンデはリフトの行列も短く、スクールをしているとことを除いては、混んでいない。我々の時代とは違う。八歳と11歳の孫は元気にに滑り降りてくる。一番下の5歳の子も小さなスキー板を着け果敢に雪にチャレンジする。

我々の時代と違うのは、スノーボードが半分を占め、スキー板が短くなり、ウエアーが違う(オーバーズボン)、といったところか。時代は確実に変化している。



孫の御守りをしていたら、夕方になり、一足先に帰途についたが、途中八ヶ岳・阿弥陀岳に夕日があたり、雪に輝いていた。


神々の逢瀬の道 御神渡り

2012-02-10 17:11:43 | 雑感

諏訪湖では、結氷した湖面がせり上がる「御神渡り」(おみわたり)が本年確認された。
諏訪地方は1月下旬、あの寒波の影響を受け、-11度を連続して下回る寒さで、諏訪湖が全面結氷した。

2/4日立春の日、4年ぶりに御神渡りが認定された。この現象を判断し、記録し、神事を行う神社が決まっており、6日拝観式がとり行われた。
八劔神社に何と1683年から伝わる「御渡り帳」と、今回の筋(湖面に残る氷のせり上がりの筋)を照合。神官は今年の世相を「厳しい中だが明るい兆しが見える」。農作物の作柄は「中の上」と占った。

この筋は、今年は三つ出現し、一の御渡り、ニの御渡り、佐久の御渡り、と名付けられ、諏訪大社上社の男神が、下社の女神の下へ通った跡だと認定。
なかなか、粋な認定ではある。

早速野次馬根性で私も見に行ったが、7,8日の温かさで、湖面は波が立ち、僅かに氷の跡が残るばかりであった。神々も逢瀬の痕は残したがらないのであろう。しかし湖面を渡る風は、身を切るように冷たく、わずか数分で、退散した。

4年前にきたときには湖岸で孫と雪に戯れたのに、これも歳のせいかなあ。

藤沢周平にしては珍しい

2012-02-08 14:12:18 | 



「霧の果て」神谷玄次郎捕物控 文春文庫 藤沢周平著

藤沢周平にしては珍しく、捕物帳仕立てである。
下級武士や、市塵のように儒学者の矜持を描かせれば天下一品の著者が、エンターテイメントに徹した、こういう物語を手がけるのは意外である。

さりながら、やはり格調は低くない。主人公の北町同心・神谷玄次郎は、自堕落な勤務を続けているものだが、一旦これと目を付けた事件には、見違えるように探査に打ち込み、解決に導く。

他によく読む池波正太郎や佐伯泰英もこういう仕立ての物語を書いているが、やはりこの著者の語り口には、格調や哲学を感じさせる。

雪のふる中で、読んだ楽しめる一冊だった。

暖かいのか寒いのか

2012-02-06 10:49:43 | 雑感
久しぶりに山小屋にきた。週末子供たちが遊びに来るとのことで、先乗りで来たのだが、さすがに標高1300mの当地は寒い。

30cm以上の雪で覆われているので、駐車場の雪かきをしたら、30分ほどで腕が張り、くたびれた。長野、新潟の豪雪地帯の人たちはこのなん倍の雪と闘っているのに、私はこの体たらく。
少し申し訳ない気分である。

先程は牡丹雪が舞っていたのが、雨に変わった。一体暖かいのか寒いのか・・・。部屋の中はストーブで間違いなく暖かい。のんびり本でも読もうかなあ。

他愛も無い商魂

2012-02-03 17:40:05 | 雑感


2月3日は節分。

節分の行事といえば豆まきか、卵を立てるコロンブスの卵だったが、この頃は専ら、恵方巻き・まるかぶり、のようだ。

コンビニも、スーパーも、回転寿司も、これを一大イベントにして大売出しをしている。それだけではない。予約販売までしているという。本日の店頭は巻きずしの山だ。

今年の恵方に向かって、無言で、巻きずしを丸かぶり、すると今年の運が開けるのだそうだ。
この根拠を、とても信じる気にはならないが、寿司は食べてもいいかな、これくらいのことならまあ、やってもいいか、家事の手間も省けるし、ということで皆買い求めるのだろう。大流行だ。

お気軽に参加できるのがミソだ。バレンタインデーのチョコ騒ぎに匹敵するほどのバカバカしさだが、何となく可笑しい。大阪の海苔屋さんの発案だという。

しょうがない、私も一つ乗ってみるか。と言いつつ参加してみる。