路傍の温室の横、こぼれるように咲く黄色の花
天竜峡駅近くの案内所
天竜峡吊り橋入り口の階段
吊橋への下り坂
龍角峯
木々の間から覗く天竜峡
幸せの鐘
橋の上から見る天竜峡
下條村の市民休暇村に行くなら近くの名勝を見物しようと向かったのが、「下栗の里」。日本のチロルともマチュピチュとも言われる。山間の村に向かおうと狭い道に入ったがすれ違いもままならぬ隘路。クラウンではダメだと途中で引き返した。ジムニーで再挑戦しよう。
そこで向かったのが天竜峡。2,3年前、川下りの船が事故を起こし、管理責任が問われたところだ。天竜峡駅の近くの観光案内所で地図をもらう。周遊道が整備してあるらしく、係の女性が親切に案内してくれる。川下りの案内もしてくれるが時間が折り合わないのでまたにする。
周遊道は小一時間のコース。のっけから石碑(句碑)が立ち並び、地元の熱意が伺える。吊橋に向かう階段を登ると公園みたいな広場に出る。ここでも7代目團十郎や皇太子・美智子妃来峡記念放鳥の碑なんてものもある。
そこから緩やかに下り、石段が整備された川岸に出ると、簡単な展望台が設けられ、眼前に龍角峯と名づけられた切り立った石壁が聳える。更に下ると吊橋の袂に出る。木々の間から見える峡谷は翠の水を湛え、岩の間を流れる。橋の袂には「幸せの鐘」と平凡な名前の付いた新しい鐘が備わっていた。意欲は感じるがセンスは感じない。
早速吊橋を渡る。少し揺れて不安定ではある。橋の上からの眺めは上流も下流も素晴らしい。
渡り終えて振り返る
道は少し登る
まだまだ上りが続く
展望台からの眺め
ここも3番目の展望台
林の向こうに終点の大橋が見えてきた
大橋到着
橋の上からの景色(下流)
橋の上からの景色(上流)川下り船着き場
天竜峡の起点
橋を渡りきると少し登りになる。遊歩道は完璧に整備されていて、街を歩く靴でも歩けるくらいだ。10~15分位登って展望台に出る。変化には乏しいが相変わらずの峡谷美だ。ここから階段の急登?の道を選び、売店や農園の並ぶ門前町みたいな通りを緩やかに下る。再び狭い道に戻り展望台を経て麓の大橋に出る。
この橋の上からも絶景が味わえる。一回り45分程度の散歩道であった。天下の絶景と言うには、やや変化とスケールに欠けるが、夏と秋の間で観光客が少なく、ゆっくりと味わえた。但し残暑が残り、ヤブ蚊の来襲に悩まされたのが残念だ。