刈谷ロータリークラブの交換留学生カイル君の体験を
刈谷高校の担任が話してくれた。
カイル君はカナダ・サスカチュワン州出身の高校生で昨年8月に来日した。
家は農業、空手、サックスを趣味としている素朴な好青年である。
彼が来日2ヶ月くらいの時、一人で三河大塚へ行く用事が出来た。
勿論「まだ右も左もわからない」
(この言葉を先日彼が高校で喋ったそうだ。かなり高度な日本語だ)
そこで、駅で、どうやって行けばいいのかいろんな人に聞いた。
そこでまず英語で話しかけてみたら、相手は皆、聞いてくれない、
ちょっと聞いてくれても引いていく。
そこで覚えたての日本語で「三河大塚」と「電車」と
手振りで、乗りたい、行きたい事を伝えようとしたら
とたんに皆が親切に教えてくれた。
切符はこの自販機で、ここに金を入れ、ここのボタンを押して買え、
何番線で次の電車に乗れ、いくつ目の駅で降りろ、快速はダメだ
などなど。
日本人は不親切だ、と思いかけていたら、一変。
とても親切な人たちだと印象が変わった。
・・・・という話。
「郷に入れば郷に従え」と片付ける程単純な事ではなく、
周りが協力できる形で提供する(相手に伝わる方法)、
困っている事を片言という形で表現する事など、
コミュニケーション、周りとの接し方について参考になる話でした。