かねて畏友ご夫妻に頂いた誘って頂いた、名古屋のレストランにご一緒しました。
「La Maison HITOTOKI(ひととき)」
そこはもともと名古屋ターミナルビルの最上階にあった「ひととき」というレストランです。
豊田章一郎さんなども気軽に顔を見かけるところで、肩のこらない応対でお客を大事にし、全社を上げて楽しませてくれる店でした。
現在ターミナルビルは立て直しをしており、もう着工から2年経過しています。建て替えをきっかけに移転した店は、昭和区南山町の丘陵地にありました。周りの高級住宅地の佇まいにふさわしく、静かな店構えで、開店2周年を迎えていました。
久方ぶりに訪れてみて、以前の雰囲気、客あしらいの良さを味わい、畏友ご夫妻の何くれとない心遣いを感じながら、食事を楽しみました。
2年間も空いていたのに、我々のことを覚えていてくれ、程の良いお勧めにすっかり気分が良くなり、かなりお酒が進みました。八海山がスイスイと喉を通り過ぎ、フレンチの懐石ともいうべき料理を残らず平らげました。さすが土地柄に磨かれたのでしょうか、はたまた、畏友ご夫妻の勧め上手に酔っ払ったのでしょうか、あっという間に3時間が経ち、気がつけば10時を回っていました。まさに極上のひとときです。家内の話によると私一人が饒舌に話をしていたということでした。
料理は素材や調理の腕も大切だけど、客とのコミュニケーションも重要な要素だと改めて認識した次第です。
それにしても、だらだら過ごしている毎日の、ちょっとした句読点とも言うべき楽しい時間でした。


