ランドマークタワーを中心とするみなとみらいベイエリア
赤レンガ倉庫2号館遠景
1号館を回ってみる
1号館
2号館のほうが少し長い
上京の折お世話になった義兄、義姉の宅でのんびり過ごしていたら、義兄が「今日は横浜へ出よう」とみなとみらい(MM)を案内してくれた。赤レンガ倉庫は噂には聞いていたが、じっさいには行ったことがない。
ここも観光地らしく沢山の人で賑わっていた。赤レンガ倉庫はみなと横浜のシンボルとして1911年に2号館、1913年に1号館が竣工し国の保税倉庫として、エレベーター、消化水栓などを備えた近代的な建物としてスタートした。
1920年の関東大震災で半壊するも耐震技術のおかげで倒壊を免れ、1号館は半分の大きさで改修されて生き延びた。1945年終戦、アメリカに接収され、アメリカ軍港湾司令部として使用される。第二次世界大戦で海外との貿易は途絶え、戦争における軍事物資の補給基地となった。終戦後はアメリカ軍に接収され港湾司令部として使用された。
こうした歴史を経て、横浜市が国から譲り受け、2002年に改修工事を完成させ、赤レンガ倉庫は文化・商業施設として甦った。中に入ってみると、当時の瓦・鉄骨などの部材や扉金具などが保存され、一方お土産売店やレストランが営業して賑わいを見せている。
終戦直後のアメリカからの援助物資などはここから荷揚げされ、我々の給食の脱脂粉乳などが届けられたのだという感慨にちょっぴり耽った。赤レンガの建物はあちこちに残るが、なにか文化の趣があり懐かしい思いを掻き立てる。