富田元治のブログ

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偽りの経済政策

2017年11月01日 | 面白かった本

図書館に予約していた本が届きました。

先日、熊日新聞に紹介されていた

【偽りの経済政策】服部茂幸・著(岩波新書)です。

 

● なぜ今も経済停滞が続くのか?

● 本当に雇用は回復したのか?

● 金融緩和でデフレからの脱却は成功したのか?

● 格差は広がっているのか?

安倍政権と黒田日銀による経済政策を徹底検証。

まやかしの【成果】のからくりを暴き、アベノミクスを鋭く批判する。

以上、表紙の裏に書いてある文章をまる写しです。

 

偽りの経済政策 =格差と停滞のアベノミクス=

服部茂幸・著 (岩波新書)

 

2年で、物価上昇2%を達成する、と豪語した黒田日銀バズーカ砲でしたが、

5年経っても達成できませんね。

物価上昇2%は達成できませんでしたが・・・・、

現金がジャブジャブ市場に溢れています。

このジャブジャブの現金、勿論、貧民層には滴り落ちてきません。

 

行き先は、株式市場、賃貸物件の建設業界、不動産業界です。

株式市場には、厚生年金等の公的資金とじゃぶじゃぶの民間資金が押し寄せ、

20年ぶりの高値2万2千円前後で推移しています。

一方、賃貸物件の建設業界、不動産業業界は、低家賃の高級賃貸物件の建設ラッシュです。

 

黒田バズーカ砲、アベノミクスは、富裕層(資産家)に向けて放たれたのです。

アベノミクス砲で、潤ったのは資産所得のある富裕層(資産家)ばかりです。

資産所得のある大手企業、個人も資産所得のある超富裕層のみが、

バズーカ砲、アベノミクスを謳歌・享受しています。

 

現金も無ければ、不動産も無い貧民は、

黒田バズーカ砲も届かない貧困沼の底深く埋没したままです。

アベノミクスに蹴飛ばされ、底なし沼に落ち込んでいます。

這い上がることの出来ない底なし沼です。貧困層と言う底なし沼です。

 

底なし沼ですが、税金だけは底なし沼までやってきます。

納税は国民の義務ですが、消費税10%が負担になります。

政治家も自分ファーストではなく、国民ファースト政治を行う義務があるのです。

しかし、現実は自分ファーストです。政治家も失業したら歳費がもらえません。

資産は貯め込んでいますが、お金はいくらあってもじゃまになりません。

 

● なぜ今も経済停滞が続くのか?

● 本当に雇用は回復したのか?

● 金融緩和でデフレからの脱却は成功したのか?

● 格差は広がっているのか?

政府がまやかしの数字で、アベノミクスの【成果】を公表しています。

庶民を置き去りにしたアベノミクスの正体を暴いた本です。

もう一つの本。【アベノミクスによろしく】、この本、図書館はまだ購入しませんね。

住友銀行秘史 国重惇史・著 もまだ届きません。(笑い)

 

図書館は購入しませんね。

誰もリクエストしないようです。

 

順番待ちです。人気があるんですね。まだ届きません。

 

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