経験したことの無い大雨が全国各地を襲っています。
経験した事のない格差社会も、全国各地を襲っています。
マイルド貧困階級と呼ばれる階級も、数年後には貧困階級に陥ります。
一度陥ると、二度とと這い上がれない貧困階級です。
アメリカ社会と同じ、1%の富裕層と99%の階級社会になります。
問題なのは、この階級社会が永遠に世襲される事です。
富裕層も世襲になり、貧困層も世襲になります。
トマ・ピケティ氏は言っています。
アベノミクス政策は、まず富裕層を優遇して儲けさせ、その富の一部が、
やがて低所得者層にまで"したたり落ちてくる"トリクルダウン理論にあります。
トマ・ピケティ氏はこれを、「過去を見回してもそうならなかったし、
未来でもうまくいく保証はない。それよりも、
労働に対する税を低くして資産に対する税を増やし、
金持ちから税金を取って資産のない若者向けの減税を実施するなどして、
格差を是正すべきです」と言っています。
全く、その通りです。
なぜ、この事が分からないのでしょう~?
なぜ、格差是正の政策をしないのでしょう~?
トマ・ピケティ氏が来日された時、東大講堂で講演されています。
(講演の内容を下に抜粋)。
アベノミクスは、富裕層・大企業への税を軽減する一方で、
その穴を大衆課税である消費税増税で埋めようとしています。
これは、私が主張する累進課税強化と真っ向対立しています。
あらゆる人にかかる消費税を引き上げることが、
どうして日本の成長にとってよいことなのか。納得できません。
富裕層だけを優遇するアベノミクスと、累進課税強化のどちらが正しいかは、
もう2~3年もすればはっきりするでしょう。
はっきりしたときには、階級社会の世襲制度が完成し、
もう手遅れになっているかもしれませんが......。
(以上、ピケティ氏の講演から)
昔々、アベノミクスの富裕層優遇政策を批判していたら、こんなコメントが入りました。
下記に、そのコメントを全文転載します。
ここ2年くらい前からだろうか、テレビなどで「相対的貧困」と言う言葉を耳にするようになった。
絶対的な貧困に対して、生活保護などで支援する事は必要だと考えるが、
絶対的貧困がほとんど見かけないくらいに撲滅されると、相対的貧困と言う言葉をつくり、
金持ち優遇税制と言って他人の金をむしりとろうとする。
乞食か共産主義者か知らんけれど、
本当に貧困ならば飢えて死ぬ者がもっといてもおかしくないハズだが、
聞いたことが全くないなあ、、。(以上、投稿されたコメントの全文です)。
>>金持ち優遇税制と言って他人の金をむしりとろうとする。
乞食か共産主義者か知らんけれど、<<
と言うアホがいますので、格差是正の政策をしないのです。
このアホは、政策による階級社会の世襲化が分からないのです。