大学はブランドで選ぶ?

 まずはこちらをご覧いただきたい。

 大学を選ぶ基準はその大学の「ブランド度」らしい。つまり慶応・早稲田を筆頭とした有名ブランド大学に入りたいというわけだな。上智、ICU、明治、立教、青学、中央、学習院、法政(以下省略、ここではあえて国公立については触れない)、あるいは成蹊・成城・玉川、明学、武蔵といった個性派を狙うのか。これは首都圏においての話だが、関西地区においては同志社、立命、関学を頂点とした同様のヒエラルキーが展開されていることだろ。

 今の日本では、その人固有の能力や魅力が評価されるのではなく、どの大学を出たか、その会社に勤めているのかで評価・ランク付けされる(ことが多い)から、「より高いブランド力を持つ大学≒就職に有利な大学」を選ぶ心理は実に現実的で理にかなっている。もっとも選んでいるのは本人ではなく親であるかも知れないが。

 大学生活に不満なことのトップにあげられた「講義が期待したほど面白くない」というのは事実ではあろうが、郷秋は腕組みして首をかしげてしまうぞ。大学1年生が思う「面白くない」って、つまり、TVのバラエティ番組のような面白味がない、という意味なんじゃないかって。だとしたら、そんなものを大学の講義に期待するのが、そもそもの間違いだろう。

 「講義が一方的でつまらない」ということとも関係があるだろ。講師か助教授時代に書いた講義ノートを、破れないように丁寧にめくりながら一方的に話し板書するだけの授業じゃ、面白いわけがないな。高い授業料を払っているのだから、つまらなければ直接本人に改善の要求をしてみてはどうなのだろ。最近では学生が教授を評価する「授業評価アンケート」などもあるようだし。まっ、つまらない授業でも楽勝でS(あるいはA)がらえるならば、「許せる」ということなのかも知れないな。

 この手のアンケート調査の結果を鵜呑みにするのがいかに危険かということを、郷秋は度々書いているけれど、同時にこの手のアンケート結果をエンターテイメントとして見ると、実に面白いことは確かだな。
 


 今日の1枚は、すみよしの森の猫。以前にも一度登場してもらっているニャンコですが、写真を撮った向かいの家のおじいちゃんに聞いたところ、おじいちゃんと家の飼い猫ではなく森に住んでいる猫ちゃんだということでした。おじいちゃん曰く、「優しいいい猫だよ」。

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