唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
写真が好きか、カメラが好きか
昨日、「あるところに私の写真を展示することになりました」と書いた。先週、そのグループでそれぞれが自分の作品を持ち寄る「合評会」(互いに批評し合う会)を行った。私は例によって恩田の森で撮影した写真を10点ほど持っていった。で、私の写真を見ての「批評」。
1. これ、デジイチ?(色調がフィルムとは違うね)
2. なに使ってるの?(ファインダーがいいみたいだね)
3. レンズはなに?(ボケが意外と綺麗だね)
4. 絞りは?(見てわかんないの?)
5. プリンターは何?(写真屋さんで印画紙現像だよ)
「君が見せたいのはコレだよね。だったら広角でぐっと寄って、コレを中央に持ってくるとそれ以外のものはずっと後ろに行くからコレが引き立つんじゃないかな。露出はもう少しアンダー気味にした方がその場の雰囲気がよく出ると思うよ」なんて批評はまず出てこない。写真そのものについての批評ではなく、撮影機材等についての質問や感想。おいおい、写真についてはどうなんだよ、っていつも思うんだ。
撮れた写真が自慢なんじゃなくて、撮ったカメラがF6やD2Xsだったりレンズが2.8の70-200mmだったり、フィルムはベルビアを使っているのが自慢だったりするんだよね。つまり、写真が好き、写真を使っての自己表現が好きなのではなく、写真を撮る道具が好きなんだ。郷秋<Gauche>だって嫌いじゃないからそれはそれでいいんだけれど、なんだか、ちょっと寂しい。
注:欲しくても買えない郷秋<Gauche>のひがみです(^^;。
学生時代に、友人とよく「オーディオ=音楽」談義に花を咲かせたものだが、バイトで稼いだ10万で何を買うかという話になると、多くは、やれどこどこのプレーヤーが欲しいとか、カートリッジは何だとか、スピーカーはやっぱアレでしょうということになった。バッハのクラヴィーア曲のLPを全部そろえたいとか、古今のスターバト・マーテルを全部聞いてみたいとかいう郷秋<Gauche>はいつも異端だったな(生はなかなか聴けない時代でした)。「写真=カメラ」も同じだなんだなぁ。
今日の1枚は、すすき。
1. これ、デジイチ?(色調がフィルムとは違うね)
2. なに使ってるの?(ファインダーがいいみたいだね)
3. レンズはなに?(ボケが意外と綺麗だね)
4. 絞りは?(見てわかんないの?)
5. プリンターは何?(写真屋さんで印画紙現像だよ)
「君が見せたいのはコレだよね。だったら広角でぐっと寄って、コレを中央に持ってくるとそれ以外のものはずっと後ろに行くからコレが引き立つんじゃないかな。露出はもう少しアンダー気味にした方がその場の雰囲気がよく出ると思うよ」なんて批評はまず出てこない。写真そのものについての批評ではなく、撮影機材等についての質問や感想。おいおい、写真についてはどうなんだよ、っていつも思うんだ。
撮れた写真が自慢なんじゃなくて、撮ったカメラがF6やD2Xsだったりレンズが2.8の70-200mmだったり、フィルムはベルビアを使っているのが自慢だったりするんだよね。つまり、写真が好き、写真を使っての自己表現が好きなのではなく、写真を撮る道具が好きなんだ。郷秋<Gauche>だって嫌いじゃないからそれはそれでいいんだけれど、なんだか、ちょっと寂しい。
注:欲しくても買えない郷秋<Gauche>のひがみです(^^;。
学生時代に、友人とよく「オーディオ=音楽」談義に花を咲かせたものだが、バイトで稼いだ10万で何を買うかという話になると、多くは、やれどこどこのプレーヤーが欲しいとか、カートリッジは何だとか、スピーカーはやっぱアレでしょうということになった。バッハのクラヴィーア曲のLPを全部そろえたいとか、古今のスターバト・マーテルを全部聞いてみたいとかいう郷秋<Gauche>はいつも異端だったな(生はなかなか聴けない時代でした)。「写真=カメラ」も同じだなんだなぁ。
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