T(テラ)の時代へ

 昨日、4年8ヶ月の間にWebsite 恩田の森を少なくとも220回、2,200kmを歩き、その間に46,000カットの写真を撮ったことを書いたが、問題は歩いた距離よりも撮った写真のデータ量。46,000カット分のデータ量はおおよそ300GB近くに達しており、このデータの保存方法である。

 D200を使用していた一時期にRAW+JPEGで記録したことがあったが、当時メモリ512MBのThinkPadX31ではCaptureNXが思うように動かず(現在は2GBと、老体には不釣合いなほどのメモリを搭載している)RAWでの撮影は半年程でやめてしまい、それ以降はずっとJPEGのみの撮影となっている。

 そんなデータを、内蔵のHDD(20GB—>60GB—>80GB—>160GBと増強して来てはいる)が一杯になると外付けのポータブル型HDDに移し、更にはDVD(初期はCD-R)に落とすことを繰り返してきたが、この作業は如何にも面倒であり、古い写真を見るためには何枚ものDVDを差し替えないといけないなど不都合が多かった。

 大容量のHDDが欲しいと思いながらも、つい2、3年前まではTB(テラバイト)級になると10万円以上と、とても手の出る代物ではなかったのだが、ここ1年余りで価格が急激に下落し郷秋<Gauche>でも手が届く範囲になってきたことから、1TBのHDDを購入することとなった。

 現時点での価格が実質14,000円弱から40,000円程とバラつきがあるのが気になる所。価格の違いは主としてデータの転送速度と耐久性の差と読んだ郷秋<Gauche>ではあるが、その安さは如何にも魅力的であり、結局は現時点で最廉価の製品を購入することとなった。それにしても、手の平の上にのる1TBのHDDが13,680円だなんて、夢のようである。

 安い=作動音が大きい+発熱量が多い=すぐに壊れる、と思ったのだが、思いのほか静かで発熱も少ないというのが初期の印象。ただし、転送スピードをアップするという「ターボUSB」機能があっても相当に遅く、毎秒30MBと云うカタログデータはクルマの10モード燃費以上の見せ掛けでしかない。まっ、これは価格相応と云うことだろうな。一番気になる耐久性は、勿論のことだが現時点では不明。


 今日の一枚は、本日購入した1TBの外付けHDD。異常とも思えるほどに安い価格は、デジタルハイビジョンTVの外付けHDDとして売り込もうとしての戦略的なもののようである。その証拠に、セットアップマニュアルが、PCにつなぐ時用のものと、東芝の「レグザ」につなぐ時用のものの二つが入っていた。
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