唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
横浜みどり税
横浜市では2009年度から5年間、独自の市税として「みどり税」が導入された。個人の場合には年額900円、法人はその規模により年額54,500~3,270,000円と定められ、年平均の税収規模は個人16億円、法人8億円、合計24億円を見込み、その税収は公有地化等樹林地・農地の保全、緑化の推進、維持管理の充実による緑の質の向上、市民参画の促進などの施策・事業に充てるとされている(詳細はこちらを参照)。
横浜市内の森林や農地が保全され、更に緑地が増えるのならば、郷秋<Gauche>としては大賛成なのだが、はたして具体的にはどんなところにどんな風に使われるのか、お役所仕事の常でさっぱりわからないまま課税2年目となっていたのだがつい最近、極小さなものだが、こんな看板が立っているのを発見した。
立てられた看板には「じじ池水利組合」と書かれているが、場所から云って「白山谷戸水利組合」と同じもを指しているのだと思われる。この立て看板のすぐ右わきには灌漑用(農業用)の井戸のポンプ小屋があり、更に北西200mのところにもポンプ小屋がある。二つのポンプ小屋のちょうど中間あたりに、田んぼに水が入る時期だけに出現する小さな池があり、これがおそらく「じじ池」なのだと思われる。
いずれにせよ、郷秋<Gauche>が納税した「みどり税」の(極々)一部が、この水利を利用する白山谷戸の田んぼの保全のために使われているらしいことが判ったのである。
稲刈り時の白山谷戸(2010年9月26日撮影)。
厳しい経済環境下、法人の場合には最低でも年額54,500円のみどり税は厳しいという経営者もいるかも知れないが、郷秋<Gauche>に云わせてもらえば、わずか月75円(個人の場合)でこの豊かな自然が保全されるのだとすれば、それは安いものである。
白山谷戸でも高齢化により休耕田が出始めている。こう云った休耕田が市民参画のプロジェクトで甦るのだとすれば素晴らしいことであるが、自然を育む営みは10年スパンで考えなければならない。みどり税は時点では5年間の時限立法のようだが、この制度がより充実しつつ永く続き、緑と心の豊かな横浜になることを願ってやまない。豊かな自然は人の心を育み、豊かな心こそが美しい自然を育むのだと信じたい郷秋<Gauche>である。
横浜市内の森林や農地が保全され、更に緑地が増えるのならば、郷秋<Gauche>としては大賛成なのだが、はたして具体的にはどんなところにどんな風に使われるのか、お役所仕事の常でさっぱりわからないまま課税2年目となっていたのだがつい最近、極小さなものだが、こんな看板が立っているのを発見した。
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立てられた看板には「じじ池水利組合」と書かれているが、場所から云って「白山谷戸水利組合」と同じもを指しているのだと思われる。この立て看板のすぐ右わきには灌漑用(農業用)の井戸のポンプ小屋があり、更に北西200mのところにもポンプ小屋がある。二つのポンプ小屋のちょうど中間あたりに、田んぼに水が入る時期だけに出現する小さな池があり、これがおそらく「じじ池」なのだと思われる。
いずれにせよ、郷秋<Gauche>が納税した「みどり税」の(極々)一部が、この水利を利用する白山谷戸の田んぼの保全のために使われているらしいことが判ったのである。
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厳しい経済環境下、法人の場合には最低でも年額54,500円のみどり税は厳しいという経営者もいるかも知れないが、郷秋<Gauche>に云わせてもらえば、わずか月75円(個人の場合)でこの豊かな自然が保全されるのだとすれば、それは安いものである。
白山谷戸でも高齢化により休耕田が出始めている。こう云った休耕田が市民参画のプロジェクトで甦るのだとすれば素晴らしいことであるが、自然を育む営みは10年スパンで考えなければならない。みどり税は時点では5年間の時限立法のようだが、この制度がより充実しつつ永く続き、緑と心の豊かな横浜になることを願ってやまない。豊かな自然は人の心を育み、豊かな心こそが美しい自然を育むのだと信じたい郷秋<Gauche>である。
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