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メグめぐコール 2010演奏会

 今日は、紀尾井ホールで開催された「メグめぐコール 2010演奏会」を聴きに行ってきました。「メグめぐコール」は作曲家、大中恩氏自身が指導する大中氏の作品だけを歌う合唱団です。郷秋<Gauche>の学生時代には「コールMeg」と云う同様の合唱団がありましたが、コールMegは1987年に解散し、その10年後に「メグめぐコール」として再スタートした合唱団です。合唱には縁の無い方でも、大中氏の代表作「犬のおまわりさん」「サッちゃん」「おなかのへるうた」のメロディーはきっとご存知のことと思います。

 オープニングの「わたりどり」のあとに第一部「混声合唱小品集」、第二部「混声合唱組曲『あなたと旅ができるなら』」、第三部「独唱と混声合唱による物語詩曲『銀の羽』」と続き、そしてクロージング「はじまりの海へ」で終わったかにみえたコンサートは、実はその後にサプライズが用意されていたのでした。

 第三部のソロを歌った三人が二曲ずつ大中氏の作品を披露、そのあとに再びコーラスで4曲、5曲とアンコールが披露され、その合間には大中氏のユーモア溢れるお話。アンコールで歌われた曲の作詞者としての「土田藍」氏のお話。土田氏は良い詞を書くんだけれど、良い詞を書くのは失恋したときだけ。最近は失恋していないようで詞がなかなか書けないようだ。「お~~い、土田!」。会場に土田氏がいるのかと、キョロキョロした郷秋<Gauche>でありましたが、土田藍が、作詞する時の大中氏自身のペンネームであることを知ったのは終演後のことでありました。

 大中氏の人柄がそのまま表現されたかのような心温まる素敵な歌声の演奏会。オープニングの「わたりどり」やアンコールの「バナナを食べる時の歌」などは学生時代にいつも歌っていましたので思わず一緒に歌いたくなってしまった郷秋<Gauche>なのでありました。素敵なコンサートにお誘いくださったHさん、ありがとうございました。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、季節の花、コスモス。今年もまともに撮れないままシーズンが終わってしまいそうです。
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