ライッコネン、ロータス・ルノーからF1復帰

 2012年シーズンに、ウィリアムズからのF1復帰を目指しての交渉が続けられていると報道されていたキミ・ライッコネンだが、ウィリアムズとの交渉は決裂し、一転、ロータス・ルノーからのF1復帰が決定したとの報道。

 

ライッコネンがウィリアムズからのF1復帰交渉をしているニュースを紹介した折に、郷秋<Gauche>は「止めた方が良い」と書いた。1980台から1990年代前半のウィリアムズならばいざ知らず、2011年シーズンの体たらくを見れば、とてもライッコネンのモチベーションを維持出来るようなチームではないからである。

 

そう云えば、ロータス・ルノーとチーム・ロータス、「ロータス」を名乗るチームが二つもあり、法廷闘争まで繰り広げられた2011年であったが、チーム・ロータスが2012年には「ケーターハム」を名乗ることが決まり、「元」ルノーが堂々と「ロータス」を名乗ることができるようになる。つまりライッコネンは、唯一の「ロータス」のドライバーとしてF1復帰を果たすことになる模様。

 

さて、ライッコネンがウィリアムズにシートを得るとすれば、ルーベンス・バリチェロがチームを去る、それはつまりF1から去ることになるだろうと噂されて訳だが、ライッコネンが来ないことになったからと云って、ルーベンスの来季が安泰であると云う事にはならないのもまた、事実。

 

あの程度のマシンでは誰が乗っても結果は同じと云えなくもないが、Sクラスのドライバーはしょぼいマシンで速さを見せつけ、一気にトップチームのシートを獲得するものである。それができない歳になってしまったルーベンスには、若い才能の為に勇退いただくのがせめてもの花道かと思うのだが、本人としてみれば、なかなかそう云う気持ちにはなれないのだろうな。

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