唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
どうなる、オリンパス
外国人社長解任劇に端を発したOLYMPUS(オリンパス)のお家騒動は、思わぬ方向に展開。20年前ならいざ知らず、今どき「飛ばし」による粉飾決算って、これまで発覚しなかったのがまったく不思議な話である。写真・カメラファンにとってのオリンパスは勿論カメラメーカーだが、その売り上げは20%に過ぎず、内視鏡を中心とした医療器械が全売り上げの40%を占める、実は、医療機器メーカーなのである。
そのオリンパスが、今日の報道によれば監理銘柄に指定され、12月14日までに9月期の連結決算書類を提出できないと上場廃止となるようである。現状では上場廃止となる可能性が極めて高いように思えてならない郷秋<Gauche>であるが、果たしてどうなることやら。如何に高い技術力とブランド力、訴求力の高い製品を持っているとは云え、上場廃止により資金調達力が落ちれば、新技術・新製品の開発はおぼつかない。
技術力、ブランド力はあってもリコーに買収されてしまったペンタックスの例もあるから、安定した資金力のあるカメラ大手、つまりはニコンやキヤノン、あるいはリコーと云った企業が、オリンパスのイメージング事業部の買収を検討することだって大いに有り得る。もっとも、ペンタックスの例を考えると、ブランドを含めた事業部の独自性がある程度保障されるのならば、それはそれで悪くないかも知れないと思う郷秋<Gauche>である。
郷秋<Gauche>は3台のオリンパスを持っているが、今日の一枚はその中からペンFTをバックにしたXA。方やハーフサイズの一眼レフ、方やバリア構造を持つ超小型ボディに35mmフルサイズのメカニズムを押し込んだ、いずれもオリンパスの真骨頂とも云えるモデルだ。
ちなみに郷秋<Gauche>は多数所有するニコンの他には、オリンパスが3台(上の写真の他には、黒とシルバーにカスタマイズしたE-P2)で第2勢力。かつてSPとSLを愛用したペンタックスは、いまは1台も持っていないが、親会社となったリコーは1台、CX5を持っている(GX200は極最近手放した)。ミノルタは、ディマージュXtがどこかに転がっているはずだ。昔も今も買ったことが無いのはキヤノンだけかな?(ちなみに郷秋<Gauche>は、ソニーとパナソニックは、カメラメーカーとして認知していない。)