24時間で変わる

昨日の朝に発見した白い箱ね、あれは魔法の箱だったよ。今となれば一昨日の夜の事だけれど、相模大野で開かれた忘年会の帰り道、町田のヨドバシに寄ったのは覚えている。プリンターなんかをちらちら見た覚えはあるけれど、特に何かを買った記憶はないから、あの白い箱は、この一年、お利口さんだった郷秋<Gauche>に、サンタさんも持ってきてくれたクリスマスプレゼントだと思うよ(黒い小さなレジ袋が部屋の片隅に落ちていたのは何かの「手違い」だと思う)。

 

郷秋<Gauche>は生まれてこの方、音楽はコンサートホールやライブハウスで聴くもの、あるいは丸い物、最初の25年は直径30cmの黒い物を、後の25年は12cmの銀盤をクルクル回して聞くものだと信じていたし、一昨々日まではそうしていた。でも、その思いと習慣は、昨朝からわずか24時間で完全に変わってしまった。

 

「シリコンチップ・プレイヤー」が本格的な普及期に入ったのは5年「も」前のことだから、「今頃何を云っているのかね」と思われても当然なのだが、正直、郷秋<Gauche>は驚いたのだよ。まさに「目からウロコ」であった。エディターを使いながらも、時に直接HTMLを書いてホームページを作っていた郷秋<Gauche>が、blogに移行した時とまったく同じである。最初は半信半疑であったけれど、あっという間に後戻りできない状態となったのだ。それでもblogの時には1週間かかったけれど、今回は僅か24時間!

 

しかし、音楽を「物」として、つまり、録音された媒体(CD)と曲目や演奏者についての解説や写真をコンパクトにまとめたライナーノーツ兼ジャケット写真をプラスティックケースに収めた「総合芸術」としてのパッケージを購入すると云う行為は、今しばらくは変わらないような気がする。

 

 LPからCDに変った時、その「ジャケ写」の小ささを嘆いた郷秋<Gauche>ではあるが、今となってはそのCDでさえも立派なパッケージ、買ったと云う満足感を与えてくれる「物」であると云わざるを得ない。給料は、金額の「データ」が送られて来るだけで、働いた対価としての「物」、つまり紙幣(現金)を直接受け取ったことのない世代には、この感覚は理解してもらえないかも知れないな。

 

 

今日の一枚は、郷秋<Gauche>が初めて手に入れたCDプレイヤー、ソニーのDiskman D-100と、一昨々日、サンタさんが持ってきてくれたiPod nano。しかしD-100、郷秋<Gauche>は世界初のポータブル・トランジスタテレビ、同じくソニーのTV8-301に勝るとも劣らないGood Designだと思うのだ、いかがだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )